ゼロの視点
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2003年03月29日(土) GGの誕生パーティー

夜からパーティー。GGの33歳の誕生会と称して、総勢400人を招いての大パーティーとのこと。

 随分前から、招待状が送られてきていた。招待状には、招待客の名前が印刷されている。ある日、暇だったのでその名前を一人一人追って、どのくらい知っている人がいるか確認してみた。そこには、少なくとも、発見した20人ほどの友人・痴人の名前の中に、なんちゃって精神科医GTの名前があった。

 土曜日の朝、偶然GTから電話がかかってきた。夫に意味不明に愚痴るのが好きなGTなのだが、今回も同じ。土曜日だというのに、夜の予定がなくて寂しいとGTが言っていたので、すかさず、夫が本日のパーティーリストに名前が載っているのに、どうして寂しいの?、と聞いてみたらしい。

 GTは、一瞬驚きながらも大喜び。さっそく主催者のGGに確認の電話をしたらしい。すると、それはまったくの同姓同名でしかない、別人だったことが発覚。GTの喜びも束の間のものとなってしまったが、そこで粘りに粘って招待状を勝ち取ったとのこと。その後、私の勘違いがきっかけで、棚からボタモチとなったGTが、感謝の電話を入れてきた。

 さて、出発寸前までヨレヨレの格好をしていた私だが、ビシっ(?)と変身する。いとこI嬢も、夫もヘンシーーーーン。会場につくと、入口に列ができている。ふと私達の後ろに並んでいる人を暇つぶしで眺めていると、昨年の11月末に事故で昏睡状態に陥っていたEの姿があった。

 Eの左顔面は完全に麻痺していたが、ニコッと笑う彼女の右半分の顔は可愛かった。彼女は、結局今回の事故で、左眼の視力、聴覚、そして味覚、嗅覚を失ってしまった。まっすぐ歩くのが難しいとEは言っていたが、傍目ではそんなことまったく気がつかないレベルにまで回復していたので、ホッとする。

 ショウビズ世界の人々がたくさん集い、アル意味では胡散臭く、イタイ雰囲気もあったが、とりあえず知人らがいたので、それらをI嬢に紹介。会場でもデカイ日本人女性2人の存在は、それなりに、目立っていたようだ(笑)。

 飲み物のコーナーでは、すでにたくさんの人だかり。たった一杯の酒をゲットするのに非常に時間がかかり、ムカっとしたものの、友人が気を利かせて、私にワインのボトル1本を丸ごとくれたので、すっかり機嫌がよくなる。ボトルをこっそりと持ち、ゆっくりと座れる場所を見つけてから、二人で人間ウオッチングを開始。

 ヒッソリと座っていたつもりだったが、代わる代わる友人らがわしらの姿をみつけてはやって来る。せっかく日本語で“自分のことは完全に棚に上げての”悪口大会が盛り上がってきているというのにィっ!!。

 友人ら、特に、男性陣がI嬢のことを私に聞いてくるので、そのまま通訳してみる。ま、みんな夫と似たり寄ったりで、フランスの男はいいか?、なんぞとI嬢に質問するのだが、相変わらず、イギリス人のほうが格好いいと答えるツワモノI嬢。訳しながら、ついつい笑ってしまう。

 会場を見渡しながらも、I嬢は「フランス人って全然かっこよくないっ!!」と連発。つくづく、こういったところでの日本語というのは便利だと思った次第。

 日本での生活で黒人を見慣れていないI嬢は、なんとなくこれらの人々を恐れる傾向があるが、会場で、黒くて、2m以上の長身の男性がいた。それを発見するや否や、夫が「I用の♂を発見っ!!」とデカイI嬢をからかうと、I嬢は気分を害していた。I嬢が憎まれ口をたたけば、夫もやり返すという感じ(笑)。

 現在の私のお宝である、おニューのデジカメで友人・知人らをどんどん撮影してみた。調子にのって撮影していると、とあるカップルの♂のほうが、私に闘いを挑むように、自分のデジカメを差し出してくる。奴は不敵な笑いをしているので、“?”と思って彼が手にしているカメラを見てみると、私とまったく同じカメラ・・・・・・。ショックだ。まさかフランス人がこんなニューモデルを持っているとはっ!!!!!!。なんだか、メンコ遊びで負けた感覚に襲われた。

 結局、午後10時に会場に入って、だれかれ構わず喋って、飲んで、踊って、撮影して、途中、数回にわたって催されたスペクタクルを見ているだけであっという間に時間が経ってしまい、会場を後にしたのは午前5時過ぎだった。そして、そんなことをしている間にサマータイムに切り替わっていた。


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