ゼロの視点
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昨日は、インスタントラーメン状態のカップルについての報告を書いた私だったが、一晩空けて、友人カップルJ&Cの家に出向く。もう一組の友人夫婦F&Hも招かれていて、総計6人での静かな(?)ディナー。
さて、ホストのJ&Cカップルはゲイ。二人が長いこと一緒に住んでいて、3年前にパックス(結婚のようなシステム)をして、幸せに生活を築いているのは知っていたが、まさか彼らが33年間も一緒に暮らしていたとは、全然知らなかった!!。私が来月で36歳・・・・、ということは、彼らは私が3歳の頃から一緒なんだ、と考えると物凄く感慨深い。
もう一組のF&H夫妻は、27年間一緒というつわもの。17歳の一人息子がいる50代になったばかりの夫婦だ。
J&Cカップルは、Jがフランス人でCが香港出身の中国人。彼らのアパルトマンはものすごく素敵だった。もう私たちのアパルトマンなどとは比べ物にならない。彼らの家は、細部までにこだわりが行き届いており、美意識も鋭く、おまけにJの手料理のおいしいことと言ったら・・・・・っ!!。
ゲイカップルのJと、もう一組の夫婦の妻Fはともにスチュワーデス、スチュワートをやっていて、50歳で定年をむかえ、今は優雅な退職金生活に突入している。Jのパートーナーの中国人Cは画家で、日中自分のアトリエで創作活動に励むという生活。
Fの夫Hは、まだ40代後半。ゆえに現役で働いている。Hは自分でも言っているが、本当に妻Fのことが好きでしょうがないらしい。彼女なしの人生など考えられないとのこと!!。スゴイ。確かに妻Fの性格は、オープンマインドで、ユーモアにも優れていて、それでいて社交的であると同時に家庭的な女性。私には見習えないほど、魅力的な人物・・・・・(汗)。
そんななかで、たかだかまる5年一緒の夫婦であるワシらとして、私が長年一緒にいる間でそのくらい喧嘩して、ヤバイ時があったか?、等という質問をしてみた。もう、尋ねないではいられないのだ!!。
双方曰く、お互いの時間への尊重があってこそ、長く続いてきたとのこと。とはいえ、色々な事情が重なって、それが出来ないときに色々と喧嘩が発生してきたし、今でも喧嘩になることがあるらしい。ホッ。
とはいえ、この二組のカップルは、パートナーがスチュワーデス、スチュワートだったのだから、必然的に相方の不在期間というのが多んだよな・・・・、と思ったりした私。相手のことを鬱陶しいと思う前に、恋しいと思えるのかもしれない(笑)。ま、あくまで、私の想像なんだが。
パートナーと暮らしていく際に、どちらかがもう駄目だと息切れしたら、もう一方は、ある程度励ますことはできても、それ以上のことはできない、のだろう・・・。所詮、結婚だの、それらの制度にしても、人の心は縛れないのだから。それでも一緒にいるとき、きっとなんだかんだいって、個人として、それなりに相手といたいという欲求が最低でもないかぎり、こうも続いていかないのだな、とつくづく思った。
また、カップルにおいて、それぞれが役目が出来上がりすぎてしまった瞬間、そこに停滞が生まれるのだろう、と。
さて、帰り際夫に尋ねてみた。
私「ねえ、私との生活、たまに、気の合うヤロウ仲間と暮らしていると感じてない?。」 夫「うんっ!!。それもたまにじゃなくて、しょっちゅうっ!!」
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