ゼロの視点
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先週の月曜日に引き続いて、今日も鍼灸院へ行った。広い待合室には、たくさんの人。普段は、待ちながら、人々は思い思いの雑誌を読んだり、ぼーっとしたりと静かに過ごしていただろうと思われる待合室・・・・・・、本日は違った。
ちょっとだけ日焼け気味の人種の女性2人組がいて、そのお国の言葉で延々とお喋り。厳密に言うと、二人でというより、一人が喋りつづけ、もう一人が聞き役という感じ。それで、声が非常に大きい。
フランスの病院ではよくあることだと思うが、予約を取って出向いても、結局待合室で待つという現象。私は、そんな時、待合室に用意されているあらゆる雑誌を読みまくるのが常だが、今回は、この二人のお喋りで、なかなか集中できなかった。
イライラしてきて、呆れながらこの二人組みの女性を観察してみたが、他人のことなどこれっぽっちも思っていない様子。そんな様子をみて、自然とアタマを降って、“こりゃだめだ”というポーズをとったら、斜向かいに座っていた白人女性が、私に向かって同じポーズをしてきた(笑)。
彼女の手元を見てみると、結構集中しなきゃ“読めんだろう?!?!”という分厚い雑誌が一冊。ほほう、なるほど、彼女もイライラしてたのね!!。ということで、他の人を見渡してみたら、数人の人たちが同じポーズを返してくるので、思わず笑ってしまった。
そんな時に、私の番になった。あともうちょっとこの状況が続いてたら、彼女らに「無駄なおしゃべりと厚顔無恥な態度を直すために、鍼灸院にいらっしゃったのですか?。治るとよろしいですわね。オホホホホッ!!」と言いそうになってきたところだったので、セーフ。
先生には、前回の思った以上の効果を伝えると、彼女も喜んでいた。中国と日本の鍼の違いなどを質問(←こんな時でも質問ばかりする私)。そして、ふと気になったことがあったので、尋ねてみた。
それは、ジェット・リー出演の映画『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のラストで、悪役を倒すために、ジェット・リーが特殊な場所に鍼を刺すと、身体中が麻痺したうえで、血が逆流して、毛穴を通して吹き出して死ぬ、というシーンがあったのだが、それがとても奇妙だったので、そういう技術ってのはあるのか?、と尋ねてみた。
すると、先生は大爆笑した。そんなのあるわけないっ!!、と。やっぱりね・・・、と思ったと同時に、なんかガックリしたゼロでした。
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