ゼロの視点
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早朝、母に最寄駅まで送ってもらい、そこで母とはバイバイ。そこから一路成田へ。夫が「僕たちは、メールでも電話でも、いつでも繋がっています。僕たちは決して遠くにいるわけではありませんよ。そしてこれからもたくさん自分のやりたいことをエンジョイしてくださいね。」と母に言い残す。
成田では、やけに混んでいて、チェックインするだけでほとんどの時間を費やしてしまった。
さすがに徹夜だっただけあり、機内食の前に一眠り。そして食事をすべて平らげ、また熟睡。多分夫と話している途中で、私は、完全に逝ってしまったようだ。
寝るだけ寝たら、パちっと目が覚め、それからはスチュワーデス呼び出しボタンを何回も押し、ワインを調達。6ボトルキープした(笑)。
そんなことをしているうちに、パリに到着。ああ、戻ってきてしまったっ!!。しかし、天気がよくて、ちと嬉しい。これが冬のパリだと、本当にフランスに戻ってきてガックリするのだが、今回は、この感覚はなし。
日本の飛行機だったゆえ、パスポートチェックの行列のほとんどは日本人。みんなキレイに整列している。そんなところを、非日本人らが、何食わぬ顔して並ばずに、横は入りしてさっさと出て行く。わしらも、それにくっついていき、横は入り。もちろん日本のパスポートは夫のパスポートの下に隠してっ!!。
荷物を受け取りゲートを出ると、乗せるべき乗客とはぐれたというタクシーの運転手に遭遇。あっという間に商談成立し、またもや並ばずにタクシーで我が家への帰路につくこととなった。
タクシーの運転手は、詩人だった。ランボーの詩を運転しながら詠み、詩全般についての講義をはじめる。最近、夫の友人JMが詩についての本を出版したのだが、そのことを尋ねるとタクシーの運転手は、よく知っていた。そして、またベラベラと話が続き・・・・・。
こういうやり取りに身を置きつつ、しみじみと“ああ、パリに戻ってきた”と感じたゼロでした。
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