ゼロの視点
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長いこと放ったらかしにしておいたビデオカメラを発見。ついでに、昔録画したテープも発見。発見したら、ついつい好奇心で見ないではいられない性格ゆえ、“ちょっとだけ”と言いつつ、長いこと鑑賞してしまった。
それにしても、ある意味ショッキングだった。特に私がまったくフランス語などをわからない時期(1998年夏)の映像といったらっ!!。はっきりと発音できているのは、“OUI”(ウイ)ぐらいなもの(笑)。で、おまけに喋られないものだから、ウイばかり言っている。一度だけで充分なのに、ウイウイ、と二度も三度も繰り返したりしてるし・・・・(汗)。
たまに知っているはずだった、初歩中の初歩な質問でも、ちょっと言い方を変えられると、全然わからずにポカンとしている映像も多々あり。現在、このビデオを見ていると、フランス語圏の友人らが話している内容もよくわかるのだが、本当に、当時はまったくわかっていなかったのだな・・・・、とあらためて実感、というより、むしろ感動。
ある程度会話する時は、強烈に不完全な英語。見ていて、顔が赤くなってくる。当時は、大学受験の時によく使っていた“チャート式英文法”を片手に、四苦八苦して話していた記憶が蘇ってくる。
まったくフランス語がわからない私を横に、夫とその仲間は、ベラベラとフランス語で私のことについて話している。“大学でフランス文学をやっていたとゼロは言っているが、なんでこんなに何も話せないんだ?、本当に大学行ってたのか?、ま、嘘ついてんのかもしれねーな。”とも言っている。
そうかっ!!、キサマは、そんなことを言っていたのだね。よおくわかってしまったのだよ、おいっ。
"J'ai peur"と途中で何度か言っている私、何について言っていたのかよくわからないが(それまでの会話が完全に収録されていないため)、発音が悪くて、誰にも通じてないのが情けない(笑)。カタカナで書くと、ジェ・プールって感じになってしまうので、実際のニュアンスは文章では表せないが、とにかく、当時の私の発音だと、最後のRの音も消えて、ただの“プー”、つまりはまるで“オナラ・プー”のような感じになってしまっている。
思わず、この映像を見ていて、自分が何を言っているのか理解できずに、一緒にビデオ鑑賞していた夫に尋ねてしまったぐらいだ。夫が、多分、"J'ai peur"って言いたいんじゃないの?、と示唆してくれたおかげで、なるほどっ!!、と思ったほど。そのぐらい、強烈な発音(笑)。
本当に、曖昧な記憶とは違って、映像というものは、恐ろしいほど細部をみせしめるものだな、と痛感した。同時に、格好悪いぶさまな自分の映像というものを記録しておいて、よかったかもしれないと思った。
※掲示板、変えてみました。
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