ゼロの視点
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2003年09月02日(火) 男性ホルモン

 土曜日の晩、久しぶりに友人Aと会った。彼女は、我が家にやってきて、一通りおしゃべりした後、ワシら夫婦とAの3人で会場へ向かった。

 Aとは、今から3年くらい前、とあるパーティーで知り合って以来、なぜだか非常に意気投合してしまい、今では、Aと二人で顔をあわせれば、延々とギャーギャー騒ぎあっている仲だ。

 Aは、看護婦で7月に39歳になったばかり。女で一つで二人の子供を育てている。現在、子供達はそれぞれ元の夫に預けられているので、こうやって久しぶりに夜遊びに復活、というわけだ。この夏は、あの熱波の中、バカンスもとらず病院で走り回っていたとのこと。彼女の専門は、糖尿病が悪化した患者ばかりだ。この病気が悪化すると、足の指が腐ったりして、大変になることは有名だが、患者がAの前で嘔吐しようと、下痢しようと、そんなことは全然平気だった彼女も、さすがに猛暑の最中、腐った部位の臭いが部屋中に蔓延する環境での仕事は、気が狂いそうだったとのこと。

 聞いているだけでも、気持ち悪くなってくる。A曰く「あんた、死体映像とか好きなら、一度病院へ来ればよかったのに」と笑って薦めてくる。ま、それはそうだが、映像は臭いがないからよいわけであって・・・・・(汗)。

 Aは男性ホルモンが多すぎる、と自分で言っている。ゆえに、男性のように抜け毛が多く、ここ最近、どんどんと生え際が後退していることを悩んでいる。実際に検査したところ、予想通り、普通の女性よりかなり多くの男性ホルモンが発見されてもいるらしい。

 そんな彼女は、AVビデオが大好き。日本のソレとは違って、ただ延々と“出し入れ”ばかりが流れ、さもなくば、男根を女優が舐めまくっているシーンが多く、女性に前戯を男優がほどこしているシーンがほとんどない、というのが定番。要するに、画面の前の鑑賞者(♂)が、画面の中の男優に自己投影しやすくできているゆえ、女性が観ても、“だからどーしたっ”ってシロモノ。

 これらの感想として、フェミニスト気味の友人Mは、「わたしは、男性にとってのバスケットボールじゃないんだからねっ!!」と言い放ち、怒り狂っていたのをよく覚えている。ま、ある意味、そんな感じでズッコンバッコンと男性の望む体位にコロコロと転がされているシーンもあることだし・・・(笑)。

 が・・・・・、Aは、それが好きなのだ(笑)。観ていると燃えるという。でも、しょっちゅう借りたりする時間もないし、録画する時間もないとのことで、夫のAVビデオコレクションを借りに来る。面白いのは、ただ貸してもらうだけじゃ悪いと思ったのか、Aは、自分のコレクションをその度に持ってきて、夫と交換している、ということ。

 私はフェミニストでもないが、とはいえ、これらのモノにはまったく何も感じない。というより、ただ笑ってしまうだけ、ともいえる。随分前の日記にも書いたが、たまに知り合いの男優らが出演していることもあるし、それらに出くわすと、“お疲れさんっ!!”という感情しか湧いてこない。夫は、それなりに単純に“反応”しているらしいが(笑)。

 
 ということで、即・肉弾戦がお好みのA。実は彼女、この猛暑の中、とある王子様に出会った。彼はとてもロマンティックな性格だという。Aのことをまるでお姫様のように扱ってくれ、それはそれでAも非常に心地がいいという。でも、今までそういった扱いされたこともないし、求めたこともなかったので、「なんかちょっと薄気味悪かったのよっ!!。ゼロだったら私の気持ちわかってくれるでしょ。」とほざく。

 慣れないシチュエーションで戸惑うAの姿が容易に想像できて、私はそこでもんどりうって大爆笑。



私「これであんたの薄毛対策にも、効果が現れるんじゃないの?。」

A「なんで?。」

私「こうやってロマンティックに扱われているうちに、今までお蔵入りしていたあんたの女性ホルモンが活躍しだすってわけよっ!!」

A「なるほどっ。そうだったらいいわねぇ。」

私「病院でのホルモン治療と、彼の癒し、どっちが先に効果を表すか見ものだねっ!!」

A「確かに、男のように稼ぎ、動き、ちょっといき過ぎてたかもしれないしね、私。」

私「そうそう、そのまま続けて、いつか太い鬚が生えてくる前に、自分で自分の身体に、女ってことを再認識させておいたほうがいいよ」

A「そうよね・・・・。女性に生まれて、30代で男性化しはじめ、40代になったら本当の男になってた・・・、なんてシャレにならないものね」


 ってな感じの会話。慣れない、などといっている割には、現在の王子様のことを語るAの顔が妙に、女と通り越して、“女の子”になっているのが、妙に可愛らしいと思った。この分だと、意外に早く、Aの男性ホルモンが減少していくかもしれない?!?!?!?!。

 ところで、最近午後2時過ぎにラジオを聞きながらランチを取っていることが多いのだが、その時間帯に、とある局にて、いつもセックスお悩み相談をやってくる。これが強烈に笑える。

女性陣の主な悩み。

(1)私の夫(彼)は50秒ももたない。
(2)夫(彼)はAVの見過ぎで、本当に女性を歓ばせるテクニックを知らない
(3)夫(彼)は、ケダモノのように毎晩やりたがるのに対して、私は回数は少なくとも内容の濃いセックスを楽しみたい。

男性陣の主な悩み。

(1)妻(彼女)にもっとスケベになってもらいたい。
(2)妻(彼女)とスワップしたいが、どうやって説き伏せればよいか?。
(3)妻(彼女)が巧いフェラチオのやり方を知らない。
(4)妻(彼女)じゃ勃たない。

 どの国も同じですな(笑)。


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