ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2003年11月02日(日) 映画の効用

 夜フラッと、どこかへ出かけるのが好きな私。今晩も午後8時半を過ぎたところで、ムショウにどこでもいいから出かけたくなってきた。気分的に、映画でもみたいものだ。

 昨日の晩も同じようにして映画『HERO/英雄 (2002) 』に観に出かけたのだが、間違えてフランス語吹き替えバージョンの映画館を選んでしまったことと、前評判のわりに面白くなかったことが重なり、個人的にフラストレーションが溜まっていた。

 トニー・レオンはかっこよかったのだが・・・・。ワイヤー・アクションのやりすぎで、その度に爆笑してしまう私。なので、全然感動できないのだ。


 そんなわけで、今晩はそれほど観たい映画は見つからなかったが、とりあえずウッディ・アレンの『Anything Else』(2002年)でも・・・・、と出かけていった。22時25分からの回は、さすがにそれほど人が多くないので、心地よい。昨日の、フランス語吹き替え映画館の『HERO/英雄 (2002) 』とは大きな違いだ。

 学校が休みの期間ということもあって、フランス語吹き替えバージョンの映画館(フランス語字幕を読みたくない、乃至は読めない若い世代)には、親子連れがたくさんいて、ものすごく混雑しているのが常。おまけに『HERO/英雄 (2002) 』となると、アクションもあるし、ストーリーもわかりやすいので、非常に混雑していたというわけだ。

 逆に、ウッディ・アレンとなれば、金払った分、とりあえず静かに映画を見る環境が得られるかな?、と、ふんでみたが、思ったとおりだった。レ・アールのかなり大きい部類のホールで、なぜこの映画が上映されるのかはわからないが(『HERO/英雄 (2002) 』こそ、このくらい大きいスクリーンで上映されるべきだっ!!)、場内はガラガラで、子供はいない(笑)。

 『Anything Else』は、各ダイアローグが面白く、昨日とは違った意味で何度も笑った。誰もが滑稽で、そこに等身大の自分を見出さずにはいられない仕組みになっているのが、ある意味ウッディ・アレンの映画の特徴なのだろうが、今回もまさしくそうだった。

 こういう映画を観た後は、色々な友人・知人(自分も含めて)の挙動、言動、性格が次から次へと頭に浮かび、それをあーだこーだと夫と話したくなるものだ。夫も同じように思っていたようだ。

 そんなわけで、すっかり昨日の鍵の怨みも忘れて、迂闊にも夫と話し込んでしまった(笑)。
 


Zero |BBSHomePage

My追加