ゼロの視点
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2007年11月15日(木) 西伊豆

 昨日のドライブが妙にツボにはまってしまった私達・・・・。でも、夫がフランスへ帰るのはあさっての早朝・・・・。で、どうするか??!?!?、と、ちょっとだけ迷ってみたものの、結局、旅行したい衝動は抑えることはできずに、朝10時にクルマで出発。

 目指すは御殿場・沼津経由で、西伊豆っ♪。巧妙に飛ばして運転していったので、昼過ぎには沼津市内を抜けて大瀬崎に向かう道へ入ることができた。それにしても、ものすごくいい天気で、富士山がすぐそこに見える素晴らしさといったら・・・・・・・っ!!!!!!。

 これだよ、これっ、と夫婦で興奮。夫は助手席から2台のカメラで交互に富士山の写真を激写。一体、何枚富士山の写真撮ってるの?、というぐらい、ずうっと写真を撮り続けている・・・・。しかし、来た甲斐があったというもの、そのくらい私ですら感動できる絶好な旅行日和。

 大瀬崎のパーキングに車を止め、ブラブラと散策。ビャクシンの樹林が生い茂った中にある、大瀬神社は私が大好きなスポット。もしかすると、この前の旅行で、みてまわったすべての神社仏閣をくらべても、ここが一番私にピンとくる・・、そんな何かがあるところ。

 それにしても、ここはパワースポットなのかしらないが、風一つない、真っ青な空の下、ボーっとしていると、ゾクゾクとなんともいえないエネルギーを感じる。これが、たまらなく好きで、定期的にここに戻ってきたくなるのだが・・・・(笑)。

 昨日の夜まで、まさか自分が本当にここに来るとは思ってなかったが、夫もここを大変気に入ったらしく、長いことここでボーっとしていたいらしい。《龍安寺より、こっちのほうがいい♪》等と夫がいうので、思わず爆笑してしまったのだが。ま、もし私が夫のように何かと敢えて比べるならば、《鞍馬山より、こっちのほうがいい♪》という感じだろうか?。

 ここにずうっといたかったものの、日没の時間が日に日に早くなっている昨今、もう少し移動しようということで、泣く泣く大瀬崎を離れ、車にのりこむ。大瀬崎から戸田までの、くねくねとした細い道。富士山が顔を出したり、いなくなってしまったり。木漏れ日がキラキラと美しく光ったり。

 これを宇宙と一体というのだろうか?、そのくらい、気が遠くなり自分がなくなってしまうほど、大きな安堵感と時間が止まったような感覚がずうっと続いていた。そして、大瀬崎とセットで私が大好きな、井田集落に到着。10年前に、とある用事で来た時とまったくかわっておらず、感激。

 井田集落をクルマでゆっくり回った後は、少し戸田側に進んだ高台にある展望台『煌きの丘』から、駿河湾と井田集落、そしてその向こうの富士山を眺めてみる・・・・。エクスタシーすら感じる景観に、しばし呆然。発作的に出発して、衝動に突き動かされるようにやってきて、こうした恍惚感に浸れたという満足感、ううーん、これこそ、この間の旅行には存在しなかったもの。

 日が相当傾いてきたので、またクルマに乗り込む。戸田から土肥を抜け、田子にて完全に火が沈み真っ暗になってしまった。ここにおいしい寿司屋があるのだが、まだ私達がお腹がすいてなかったため、残念ながら立ち寄らず。

 その後、堂ヶ島を通り、下田までひたすら真っ暗なクネクネ道を走り続け、自分たちにピンと来そうな宿を物色するもなかなか見つからず。結局、伊豆高原まで来て、妥協してもいいかな?、という宿があったのでチェックイン。いやあ、それにしても充実した一日だった♪。


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