ゼロの視点
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無理して母をホームから連れ出すこともない・・・、ということだったが、あまりにも天気がよかったので、昼過ぎにホームへ行き、母をピックアップ、クルマに乗せてちょっとドライブ。銀行での振り込みなどの用事も母と一緒に行ってみる。
私が一人で近所を歩いていても、すぐ近くに住んでいる人を除いて、ほとんどの人が私が誰かわからない。が、母と一緒にいると、“あ、あれが○○さんとことの娘さんなのね・・・”という感じで、正体がバレてしまうことが多々ある(笑)。以前だったら、母だけじゃなく、故愛犬マルチンも近所で有名だったので、犬の散歩中にも正体がバレることが多かった。
ま、別に正体がバレたところで支障があるわけじゃないが、昔は、そういうのが面倒くさかったのは確か。が、今は事情はかわり、なるべく私と母が親子であることを、色々な人に知っておいてもらったほうが、なにかと都合がいいので、面が割れる度に、挨拶したり立ち話をしてみたりと、できるだけ地域に参加するようにしている。
特に、母がホームで暮らすようになってからは、実家は空き家。が、その空き家にたまに電気がついてたり、まったくついてなかったり、クルマがあったりなかったり、人がいた?、と思ったらもういなかったり、と、徐々に不思議な家になりつつあるので、近所の人も“????”と思っている人が多いのでは、と想像する。
友人数人と従姉H嬢には合鍵を渡してあるので、たまに家に来てもらって空気の入れ替えなどをしてもらっている。しかし近所の人からすると、このメンバーが皆同い年くらいの女性ということもあり、誰が誰なのかわからなくて、またもや“????”と思っている人が多いと想像する。
で、たまーにフランス人がウロウロしているし、H嬢の婚約者HF氏が黙々と庭で作業していたりすることもあるし、私が戻ってきていれば、夜な夜な人がやってきては、宴会の声が家の中から漏れてもくる・・・・。母と愛犬マルチンだけで暮らしていた時の家の様子とは、かなり変わってしまったことだけは確かだ。
変化した・・・、というだけならまだしも、変わり者の家と皆に認識されたあげく、近所との交流もない・・・・、となってしまったら、基本が空き家を状況としてはよくないので、近所づきあいは欠かせないものになった。昔は、こんなことを自分がするとは考えもしなかったのだが・・・・。
母とドライブのあとは、オープンカフェみたいなところで2人でカフェオレを飲んで、しばしボーっとする。そして、だんだんと寒くなってきたので、母をまたクルマにのせて、そのままホームへ送り届ける。
ホームの玄関に入ると、ここで毎月1度発行されている《園内ニュース》が目に入ってきた。よくこの《園内ニュース》の表紙に、母がカバーガールのように登場する。傍目から見るとほとんどボケてみえない、元気そうな母の姿が、きっと《園内ニュース》の表紙には都合がいいらしい。
が、今月の《園内ニュース》の表紙を飾っているのは、恒例のカバーガールである母と、なんと私の夫(爆)!!!!。カバーボーイか、カバージジイなのかはわからないが、とにかく、私の身内が表紙を飾ってしまってビックリ。先日の品川の水族館での写真なのだが、とうとう本格的に夫が準入居者扱いになってきた、と思うのは私だけか・・・?。
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