ゼロの視点
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午前中、昨日電話で依頼した《便利屋》の人が、雨戸の見積もりにやってきた。どのくらい吹っかけられるのか?、というツモリでいたのだが、またこの修理屋が人のいいオジサン。雨戸をみるなり、
《これ、完璧に治らなくても、ちゃんと使えるように直すだけでいいんでしょ?。大丈夫、なんとか直せると思うから、ね♪。全部取り替えるなんてことになると、費用もバカにならないからねぇ。とにかく、そんなことはやめましょうっ !!!!!》
と、素晴らしいお言葉っ!!!!!!!。いまどき、こんなにいい人というか、こんな商売でいいのか?、というくらい親切でビックリ。でも、まだ値段は聞いてないので恐る恐る尋ねてみると、このオジサンは、
《ううーん、出張費も入れて全部で、12.000円かな・・》
ええええええっ? たったの12.000円? それとも私の聞き間違い?
が、それは聞き間違えじゃなくて、本当だった。スゴイお得っ。で、ついでに、と、突然ひらめいた私は、はずれかけた網戸や、調子の悪い呼び鈴の修理なども、全部このオジサンにお願いしてしまった(笑)。そして、オジサンはこれらをすべてワゴン車にのせて帰っていった。数日後までに直して持ってきてくれるとのことだった。
いやあ、それにして素晴らしい。世の中捨てたもんではないなぁ・・、と、ウキウキしてしまった。そして、近所のおさななじみMT嬢に電話して、この便利屋の存在を紹介すると、彼女も色々と壊れているものがあるので近いうちに依頼すると興奮していた(笑)。
また、てっきり莫大な修理費を想像していた私は、雨戸を2回飛ばして破損させた友人YK嬢にも、“修理費があまりにも高額になった場合”に、ちょっとだけカンパよろしく・・、と思い連絡してた。が、この値段を聞いて、嬉しい誤算と、大変喜んでくれた♪。
午後は、この件ですっかり気分がよくなった私は、銀行、郵便局などの用事を軽やかに済ませた後、母のホームへGO。今回はビデオカメラ持参でホームに行き、母の日常を色々と撮影。そんなことをやっているうちに日もすっかり暮れ、夕食の時間。
今晩は母たちと一緒に夕食を食べさせてもらうことになっていたので、これまたビデオ撮影。決して格安なホーム・・・、というわけではないのだが、それでもこうして数時間過ごしてみるだけでも、ここがアットホームで暖かいところだな・・・、というのがよくわかる。
おまけに、わたしはよくコソっと侵入するカタチでホームに来るのだが、それでも介護者の態度に変化もないし、いつもいつも感じがいい。第一、母が毎日満面の笑みで暮らしていられること、そしてそんな生活基盤を提供してくれていること自体がスゴイ。
昼食な何度かこのホームでとったことがあったが、夕食は今回がはじめて。入居者は皆、入浴も終えパジャマで決められた席に座って、食事が運ばれてくるのを待つ。私は、母の隣に座り、皆と一緒にテーブルを囲む。介護者と入居者のやり取りなどがとても面白いので、どんどん撮影させてもらう。
美味しかった晩御飯の後は、各自できる範囲の仕事をはじめる。洗濯物を干す人、食器を拭く人、車椅子の人はテーブルの上で洗濯物を畳むなど、それぞれが働く。この晩は、母は洗濯物を干す係だった。こういうのをちょっと遠くから見ていると、授業参観みたいだなぁ・・、と思った。
親と子の立場は逆転してしまったのはなんとも因果なことだが、とはいえ、こうやって母の暮らしを観察するのもなかなか悪くないなと思ったゼロでした。
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