KENの日記
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2002年05月05日(日) 「おしん」

先日、こちらの会社の同僚(スリランカ人)に食事に招かれ、彼の子供達と話をする機会があったのですが、その時彼らはテレビ番組で「おしん」が一番好きだと言っていました。この番組はアジアで有名なので以前に放送しているのかなとは思っていましたが、実際に今「おしん」は番組進行中でした。


テャンネルはシンハラ語放送の「ChannelEye」で、日曜日の6時45分から7時15分頃までです。日本での「さざえさん」の時間帯に近く、家族が日曜夜に夕飯を食べながら見るゴールデンタイムです。「おしん」役は子役の「小林綾子さん」から「田中裕子さん」になっています。印象的な音楽も当時のままです。ただ言葉がシンハラ語に吹き替えられています。


そのシンハラ語への吹き替えが結構上手な感じです。シンハラ語の意味はわかりませんが、本当の役者の声に似ていますし、口の動きにも合わせて無理のない吹き替えになっていてとても自然な感じです。ただし東北弁だとか標準語だとかの区別をしているのかどうかわかりません。


言葉がわりませんし昔見たことがあるはずなのに、細かなストーリーを忘れていて、どういうシチュエーションなのかわからないですが、画面に映し出される「おしん」の映像には引き込まれるものがあります。和服を着た女性の歩く姿とか、背筋をピンと伸ばした正座の形とか、細やかな表情とか、昔懐かしい日本の伝統みたいなものをみることができるのです。忙しくしていて、また生活の変化が激しくて忘れていた「日本の美しい伝統」を思い出させてくれる番組です。




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