KENの日記
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2002年05月31日(金) スリランカの時計台

スリランカの街(町・村も含めて)には、共通するモニュメントがあります。それは街の中心にある時計台です。スリランカの街の交差点は「Round−About」といって信号ではなく、交差点の中央に作られた小さな公園みたいな場所をぐるっと回る方式が殆どなのですが、街の中心的な「Round−about」の真ん中に時計台が建っていることが多いです。そのほかバスターミナルなどの人の集まる場所にあります。


これらは10年以上前に当時の「プレマダーサ大統領」が全国の街に建てたということです。プレマダーサ大統領は非常に早起きで規則正しい生活をしていたとのことで、ともすると時間にルーズになり勝ちなスリランカの全国の国民へのプレゼントであったようです。


ところがこの時計台の時計は殆ど機能していないのです。正確な時刻を表示しているものは殆どありません。ペンキが剥げたり、ガラスが割れたりしているものが多いのです。そういう風景を見るのはつらいものがあります。時間を守るという習慣は基本的なものであるのに、この国にはそれを推進していく余裕がないようのです。


6月10日は確か「時の記念日」。今日の新聞に6月には全国の時計台を修理を進めるとの政府の方針が載っていました。そういうところってとても大切だと思います。


コロンボのフォートの中心にも立派な時計台があります。イギリス人の設計によるものだそうで観光名所のひとつです。これを中心の全国の時計台を再生し時間を大切にするムードを醸成するとともに、観光の目玉になればいいなと思っています。




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