KENの日記
 < 過去  INDEX  未来 >

2002年09月19日(木) ジャフナ土産、ワイン、ネッリクラッシュ

先週スリランカ北部のジャフナへ行ったときに土産を買ってきたのです。それは、ロザリアンシスターズという修道院で作っている「ワイン、ココナッツ酒とネッリジュース」です。これらがとってもおいしかったので記録しておきます。


そもそもジャフナには教会とか修道院が多いです。ずいぶん郊外に出ても立派な教会がたってたりします。仏教徒の多いコロンボなどの都市よりヒンズー教徒の多い都市の方がキリスト教の浸透が早かったのかもしれません。さらに教会の規模が大きいことが特徴です。さて、教会・修道院の勢力が強いときにそれらが多くの土地を所有し、農作物を豊富に生産できることは容易に想像できます。私はブドウ畑を見ませんでしたが、半島北部にはブドウ畑が広がっているようです。また、ココナッツ、ネッリ(インド北部地域で大切に扱われているという木で小さな実をつけます)といった木を育て実を収穫しているようです。


さて、ワインですがRs150でした。アルコールの入った「ぶどうジュース」なのですが、非常に興味深く複雑な味をしています。通常市販されているワインと比べるのは酷ですが、とても上品なのです。赤ぶどうを使っているという話を聞きましたが品種はわかりません。でも丁寧で心がこもった作り方をしていることが想像されます。「ネッリクラッシュ」(Nelli Crush)という「ネッリの実」のジュースも大変おいしいものでした。ネッリの実は腎臓障害の薬になるということ。またネッリの樹皮や根も薬として利用されるそうです。北インドで有名な薬木ということで、胃腸の弱かった「仏陀」が利用したかもしれません。


随分まえのに日記に「鳥が豊富→果実が豊富」ということを書いたのですが、今回は新たに「果実が豊富→果実酒が豊富」という関係を再認識しました。




Ken [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加