KENの日記
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2014年09月13日(土) フィレンツェ2日目:ウフィッツ美術館

ホテル・グローバスの朝食はナポリのホテルよりは充実していて「ゆで卵・ハム・チーズ」なども提供されます。ナポリのホテル同様に一杯ずつ丁寧にいれてくれる「コーヒー」と一緒に美味しく頂きました。

今日は朝一番でフィレンツェ観光最大の目玉の「ウフィッツ美術館」に出かけました。「ウフィッツ美術館は夕方が空いている」という噂がありますが、やはり朝一番に新鮮な気持ちで見たいと思いました。ホテルから少し距離がありますがバスは通っていないので徒歩で行きました。因みにフィレンツェは道が細く、入り組んでいるのでバスは不便そうに思えますが、幾つかの重要なバス路線を覚えるとバスは非常に便利で移動時間の短縮ができます。更に「歩く」と「疲れます」がバスを利用すると、空いていえ殆ど座れるので車内で「休憩」ができて一石二鳥です。フィレンツェカード活用法のひとつは「バス利用」にある思いました。

「ウフィッツ美術館」
「ウフィッツ美術館」には待つことなくフィレンツェカード利用ですんなり入館できました。朝の美術館には混雑という程ではないですが既に多くの観光客が見て回っていました。まず3階まで階段で登りギャラリーと左右に彫刻を配した廊下を進んでいくことになります。3階の第一廊下には世界的に有名な名画を贅沢に並べたギャラリーが続きます。基本的には年代準に並べられているようなので、天才画家達が絵筆を競ったルネサンス中期の時期には名画が集中しているのは当然と言えば当然です。

最初の方の部屋(古い絵画を展示)が修復中でそこの絵画は後のほう荷部屋に引越し中なので見学者いきなりすルネサンス名画の部屋に入っていくことになりました。目を引いたのが「ピエロ・デッラ・フランチェスカ」の描いた「フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(ウルビーノ公)夫妻」の有名な肖像画です。夫妻が見つめ合うような形で横顔が描かれています。ウルビーノ公は「傭兵隊長」として百戦錬磨の名戦闘家であると同時に、芸術・文化の愛好者であっとということです。ウルビーノ公が活躍したのは15世紀の中頃でルネッサンス最盛期と重なります。ウルビーノ公のような文化保護者が沢山居たのでルネサンス文化が花開いたのだと思います。

3階第一廊下中程のギャラリーでは「ボッティチェリ(1445〜1510)」の一連の名作が並んでいます。日本にも一点「ボッティチェリ」の作品があるそうです。それは丸紅役員フロアに飾られている「美しきシモネッタ」。一点でも国宝級の絵画が「ウフィッツ」には一部屋に何品も無造作に展示されています。その中でも一段目を引いたのが「ビーナス誕生」と「春」でした。見るものに不思議な感動を与えてくれます。それがガラス板で守られているとは言え極近くから鑑賞できることにも感動しました。「写真」も取り放題。やはり凄い美術館です。

「ボッティチェリ」の次は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」です。ここでは「ダ・ヴィンチ」初期の絵画が展示されています。「受胎告知」は「ボッティチェリ」の作品同様に天才の計り知れない想像力を感じさせてくれますが、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の「天才」は絵画に集中されずに様々な分野に分散されてしまったため、絵画においては「ダ・ヴィンチ」の成熟期を見ることは出来ないようです。名作「モナ・リザ」はダ・ヴィンチが最後まで自分で持ち続け最後に招聘された「フランスの至宝」となりました。

ウフィッツ3階の第二廊下は丁度アルノ川の川岸に近いため、窓からは「ポンテ・ヴェッキオ」を始めとしたアルノ川の橋を見下ろすことができます。第二廊下で一息ついて第三廊下に進みます。アルノ川寄りの第三廊下にはポンテベッキオに通ずる回廊の入り口があります。ここはメディチ家の人々がアルノ川の向こうにある住居までプライベートで行き来できる通路となっています。第三廊下に面するギャラリーには「ミケランジェロ」の絵画、ルーベンス・レンブラント(自画像が中心)の絵画などが展示されています。第三廊下の一番奥は喫茶コーナになっていてベランダの外に出て休憩できるようになっています。

3階の展示室の名画の数々に少々疲れを感じているのに、2階に降りると「ラファエロ」「ティツィアーノ」「カラヴァッジョ」が待ち構えています。これでもかという程の名画のラッシュです。「ラファエロ」は明日見学予定の「ピッティ美術館」にも多数の名画が展示されているはずです。ルネサンス後期に入っていますが、画家達は個性的な絵を描き始めています。女性のヌードに長けた「ティチィアーノ」、色彩豊かに非常に誠実な絵を描く「ラファエロ」少し特異な道に進む「カラヴァッジョ」。名前を知らなかった「ブロンズィーノ」が確かな技術で非常に丹精な絵を描いていることを知りました。

ウフィッツ美術館見学を終えてお昼までまだ少し時間があったので、ポンテ・ヴェッキオを渡ってみることにしました。シニョーリオ広場からポンテベッキオにかけての細い路地は物凄い観光客です。写真撮影に適している場所に観光客が集中するのでそういう場所で記念撮影の「順番」を待つことにあります。待っていても暇ですからセルフィーしているカップルや、同伴者を撮影している人に声をかけて記念撮影のシャッターを押してあげました。

「塩野」さんの本にある通り、ポンテヴェッキオ両側の商店街はそこが「橋の上」だということを忘れさせてしまいます。両側に商店街のある繁華街がずっと続いていていつの間にか川の反対岸に辿り着いていることになってしまいます。ルネサンスの時代にそうした効果を狙ってこの橋を架けたという都市計画の考え方があったことは非常に驚きます。


午前中タップリとウフィッツ美術館を楽しんだので近くで昼食をとることとにしました。その前に「ウフィッツ美術館」と「ヴェッキオ宮(Plazzo Vecchio)」の間の細い通りにある両替屋さんで両替をしました。ここはネットで手数料が小さいという情報があった場所です。噂通り多くの観光客が両替に訪れていました。昼食は「ヴェッキオ宮」の裏のレストランで頂きました。知らない場所で早く食事を済ませたいときには、「当たりも外れ」も考えずに最初に気に入った場所で食べることが得策です。

「BUZZINO」というレストランでは大変美味しい食事を頂きました。ペンネ・ポモドーロ+カプレーゼ+白ワインという至ってシンプルな注文です。カプレーゼで出てきたモッツァレラチーズはこれまで食べたことがないような「歯応え」のものでフィレンツェが乳製品が豊かなことを実感しました。

腹ごしらえをした後は「ベッキオ宮」「シニョーリオ広場」を見学しました。ここは大勢の観光客で混雑しているので早々に切り上げ、ドゥオーモの北のアカデミアギャラリーとサンマルコ修道院を見学することにしました。ここからの移動は「C2」バスです。サンマルコ修道院南側にバスターミナルあってここを通るバスルートを覚えておくと大変便利です。昼過ぎのアカデミアギャラリーの入口近くには入場を待つ観光客が列を作っていました。フィレンツェカードを持っている人も並ばなければならないということなのでサンマルコ修道院を先に見学することにしました。

「サンマルコ修道院」
サンマルコ修道院修道院にはここで多くの修道士の暮らした部屋がそのまま残されています。そして各部屋の壁には古いフレスコ画が描かれています。この修道院では「アンジェリコ」の宗教画が有名です。フィレンツェの北の「フィエゾーレ」で修業していた「アンジェリコ」が15世紀前半にサンマルコ寺院に移ったこととで彼の人生が大きく変わったようです。当時芸術愛好家の沢山いたフィレンツェにおいてアンジェリコの画才が大いに評価されて様々な作品を残すことになります。そしてその評判はローマにも伝わりバチカンで活躍する足がかりとなったのでした。

サンマルコ寺院見学を終えてもアカデミアギャラリーの行列は相変わらず続いています。アカデミア見学は明日一番に変更することにしました。昨日見ずに終わったドゥオーモ内部を見学してホテルに戻ることにしました。
ホテルに帰って一休みしてホテル食堂に準備されている夕食前の「アペタイザー」を頂きました。グローバスホテルでは6時30分から客に「おつまみと赤ワイン」を振る舞っています。こうしたサービスは大変うれしいものです。

夕食は昨日と同じく肉屋さん付属レストラン「ラ・パデラッキア」に行きました。とにかく「混雑しない、料理は上手い、安い」ので非常に有難いです。昨日は「ビーフ」だったので今日は「ポーク」にしました。大満足でその日が終わると旅行は楽しいものとなります。レストランの方が「明日(日曜)は休みだよ」というので、3日目は別なレストランを探さなければなりません。




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