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■ 行きは よいよい帰りは怖い。
今日、美術館へ 地下鉄に乗り、てくてく歩いて行った。 フラナガン,バリーの「三日月と釣鐘の上を跳ぶ野ウサギ」というブロンズ像が気に入った。 三日月と釣鐘、なんて素敵な組み合わせ。 そして、空中を蹴って跳ぶ兎。 満足した あたしは、また てくてく帰ることにした。
猫に出会った。 「おーい」 墨をぶちまけたような真っ黒の猫は、公園内の道の真ん中でポツリ座っていた。 あたしがのぞきこんでも、声をかけても ピクリともしない。 大きな目だけが こっちを見てた。 「野良にしては、なかなか素敵な毛並ですね」 『・・・』 動きも鳴きもしないので、つまんないので サヨナラした。 通り過ぎて振り返ると、黒猫はやっぱり道の真ん中に座っていた。
で、また てくてく歩いたら まわりの風景がヘンでした。 そう、迷った。
また 道に迷った。 あたしは どうやら逆に歩いていたらしい。 駅ひとつぶん 遠くへ歩いていました。
今となっては、猫に警告されていた気がしてならない。
2003年06月06日(金)
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