オモウコト。
幸希



 亡くしたはずの恋。


 職場にいた見たことのある人が。
 誰だろう。誰だろう。と考えて。
 とても大きな人だったことに気づく。

 背丈と髪型と。
 少し垂れた目。

 思い出すたびに少し痛くなる胸。


 あぁ。そうだ。

 私が好きだった人だ。
 
 そして今でも何処かで好きな人だ。

 今ここに居るはずのない。
 そんな人。

 
 昨日メールもしたっけ。


 ずきずきする胸が。
 彼に対する想いを告げてる。

2003年11月26日(水)
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