流れる水の中に...雨音

 

 

選択 - 2002年05月22日(水)



どこかに 別の人生があるはずだと
ずっと諦めずに 探し続けてきた気がする。
いや。
今の生活が不満なわけではないけれども
なんとなくしっくりとこない。
いえ。
今の生活は、私には充分過ぎるくらい
満たされたものだし、文句などあるわけもない。
ただ
このまま、あと一年もすれば
私はもう 何処にも逃げることができなくなるし
そしてまた 今の段階で選び取ることのできる
いくつかの可能性の扉が閉まってしまうことになる。
それが無性に恐い。

選択が運命を決めていく。
選択するということは それ以外のものを
切り捨てて行くということ。
二者択一の選択に、二者とも抱え込んでいたら
いつまでも前には進めない。

選択をするたびに私は強くなる。

知っている。
野菜の間引にも理由がある。
余分なものに栄養を奪われていては
どれもこれもが貧弱なものにしか育たない。


私はいったい何処に辿り着きたいのだろう。

選ぶのは、巡り合わせでも、愛おしい人でも、時間でもない。

この私自身なのだから。






...




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