流れる水の中に...雨音

 

 

窓の外の冷たさ。 - 2003年01月31日(金)


まったくチグハグだ。

いったい私の質問の答えを持つ人は 何処にいるのだ。

何かが違う。絶対。


午前5時。
結露で白く曇った窓辺に身を寄せる。
街燈で照らしだされた まだ夜明け前の街は
静かで 冷たい。
ここでこうしてこちら側から覗き見る私は
たぶんこの窓の外の本当の冷たさを知らない。

苛立ちは
私の左目の瞼を無意識のうちに震わせ
脳幹だけを尖らせる。
そして私を眠らせない。

何処にも身を任せることができずに
この場所もまたかりそめと。

みんな無口で無関心で
そして全くの他人で。

幾億にもちらばる塵の中から
たった一つの答えを見つけることが本当にできるのかな。

そして私はやっぱり
この窓の外の冷たさを 知らない。


...




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