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一生懸命。 - 2003年04月03日(木) 大学時代のこと。 小さな夢や期待など抱きながら過した学生時代。 社会の動向や教養を少しでも取り入れようと意識してた。 向上心がきっと 人一倍あったのかもしれない。 しかしながら同じグループの友人は そんな様子をいっさいみせず 彼氏の話 ファッションの話 そして下らない噂話を繰り返してた。 そんな彼女達にたいして 失望をしていたし きっと言葉が通じないのだろうと 心の底で思っていた。 一度彼女達に話をしたことがある。 そのときに返ってきたのは 「そのようなことを知らなくても 恥ずかしいとも思わない」 ああそうなんだ とそれっきりあきらめた。 最近私は批判された。 一生懸命いきるように と。 はっと気付いた。 きっと 今の私は あの時の彼女達なのだろう。 なんにもなくて空っぽなんだと。 何もしなくたって 何か生き甲斐がなくたって 毎日をやり過ごすことは 意外に簡単だ。 最初の数ヶ月を我慢すれば 何にもないことも意外に平気になる。 次第に堕落してゆく自分を感じていた。 私の心を捉えるものとは一体。 一生懸命生きていこう。 全てを犠牲にできるほど 私を魅了するものなど きっとあらわれっこないんだ。 そんなものを待っていたって やってこない。 だから何処かで 気持ちに折合いをつけて 何処かであきらめて 何かに腰を据えて 少しずつ掘り下げてゆこう。 以前 懇意にしていただいてた立派な方が言ってた。 仕事に意味を持たせすぎる と。 意味のある仕事をしようと思い 選びすぎるあまりに 結局何にも腰が引けて 必死にならない。 それとおんなじだ。 打ち込めること というものに 意味を持たせすぎていたのかもしれない。 何かを好きになってみよう。 何かを自分自身の物といえるように向きあってみよう。 何かに私が擦り切られるほど尽くしてみよう。 私が死ぬころまでには 何か一つの形になっていることでしょっ。 ...
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