日記。 - 2003年12月29日(月) ここ4日ほど 読書に嵌っている。 本を読むと何だかの啓示を受け取ってしまった気さえする。 隠喩に隠された物事に想像を巡らせると 上手くはいえないけれど そうであることが必要なことを 指し示されているように感じる。 だけどどうだろう。 いや。そうじゃなくて。 きっと何かを私の身体に刷り込んでいるんだな。 大学生のとき。 友達の彼が旅に出て しばらく帰らなかった時。 ある時その彼から彼女に電話が入り コインが1枚しかないので 長く話せないと言った。 彼は現在の場所と状況を手短に伝えると すぐに 時間が終わり 電話は切れた。 彼女は憤慨していた。 私の彼は彼女に 「それだけ短い時間でも電話をかけてあげようとする優しさだよ」と言った。 しかし彼女は 「長い不在を たった1本の短い電話でお茶を濁そうとしている」と言った。 その時の私にはどちらの気持も理解できなかったけれど 今ならどちらの気持も理解できる気がする。 理解と感情と事実は常にバラバラに存在し一致しない。 全てが一致すればどれだけ幸せだろうと感じる。 退屈な声で話し続けるという私の事実には どんな理解と感情があるのか。 成長しないな 私も。 ...
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