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随筆
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2003年01月10日(金) 田舎の風景

散歩をするコースは、山を含みます。
運動の為には、アップダウンがあった方がいいからです。
なので、よく『田舎の風景』に遭遇します。
まあ、家の周りにもたくさんありますが・・・。

田んぼが段々畑になってる様な風景が、山道には多いです。
そういう風景を見ると、子供の頃を思い出します。

結構活発な子だった私は、田んぼやら竹林やらに入っては、秘密基地にしたり、アメンボとかと戯れて遊んでいました。
そして調子に乗って、一番初めに怪我をして泣くタイプでした・・・。
今、大人になって考えるに、かなり迷惑な子だったと思います。

だって、田んぼも竹林も、人の所有物。
まして田んぼなんて、その家の財源。
竹林も、私たちが陣取ってたところは、ほとんど人の庭・・・つまり、隣に人の家がありました。

田んぼに入って、アメンボとか、蛙とか探してるだけなのに、何故こんなに怒られなきゃならないんだ!と思ってたけど、当たり前ですな。
荒らすなっちゅう話ですよ。
活発はいいけど、度が過ぎる。

大人になって、子供の時の気持ちとか忘れがち。
以前、工事現場で遊んでいた子供が事故にあったとき、『危ないところで遊ぶなぁ』とか思ったし、地元住民も、『閉鎖して、入れない様にして欲しい』と言っていたけど、よく考えると、子供の頃の工事現場は、格好の秘密基地好適地!
砂利が山済みになっていて、無作為に土が盛り上がってるんだけど、子供から見れば、部屋になったり、洞窟になったりするわけだ。
ままごととかでも、土が、団子に変わったり、おにぎりに変わったり。
子供時代の特権だと思う。この想像力。

確かに危ないけれど、やっぱり子供にとっての秘密基地ってなかなか見つからないけど、必須。
あの工事現場での事故を見たとき、『今の子供たちでも、そうやって遊ぶんだ』って思った。
あの頃、『危ないから』って言われても、きっと聞かなかっただろう。
外遊びが、公園だけに限定されるのは、面白くない。
公園の遊具で遊ぶのはすぐに飽きて、別のことを考えだそうとしてたし・・・。
しかも、その公園の遊具も、安全基準値に達してないとか。

山道を散歩しながら、『この辺は残ってて欲しいなぁ』と思う。
自然の遊具が一番飽きずに想像力をかきたてるから。


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