母からトイレ掃除を命じられ、仕方なしに雑巾をぬらし、取り掛かると、一本の電話が鳴り響く。 急いで手を洗ってあわてて出ると、電話の主は父。
『今電気屋にいるんだけど、パソコンって、何度も電源つけたり切ったりしたら悪いのか?』 との事。 はい? いや、そんなことないんじゃない? そう伝えるが、腑に落ちないのか、なかなか電話を切らせてもらえない。 流石にぐったりして、『じゃあ店員さんにでも聞いてみたら?』
ようやく電話を切ったところで、母が帰って来た。 帰ってくるなり、 『トイレ掃除してないじゃないの!?何やってんの!』 と怒鳴られる。 片手に持ってる雑巾は見えないのか?と思いつつ、 『さっきまで電話してたの!』 と反論するが、一切聞いてもらえない。 その上、からからに乾いた雑巾を発見するや否や、 『雑巾はぬらしてしなさいって言ったでしょ!』 ええっ?!さっきぬらしたのに!?
憮然としつつ、トイレ掃除を終らせると、そこにはなぜか彼氏様。 そして第一声 『早くファミレスで仕事復帰させてもらえよ』 はい? 『なんで自宅仕事がこれから繁忙期って時にやらなきゃならんの?』 聞く耳持たず。 『だって早く復帰した方がいいじゃん』
混乱していると、目覚ましがなって現実に引き戻されました。 そう、夢でした。 しかし、この夢のなんとも不思議なところは、私一人が現実的な思考を持っていたこと。 大抵の夢って、本人も奇妙な言動だし、矛盾点に気付かないじゃないですか? 心の中が、こんなに混乱の嵐だった夢も珍しいです。
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