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随筆
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2003年04月18日(金) 畑仕事

車で走っていたら、お年寄りの方々が畑仕事をしておりました。

菜の花の成れの果てだと思われる、でっかい束を抱え、どこかへ持って行く模様。
それを抱えた方々が、点々と連なる。
一体どこまで持って行くんだ?
これだけでも結構な重労働。
しかし、お年寄りの方々は、そういう労働を黙々とやり続ける。
たった30分の草むしりでぶーぶー言ってちゃだめだ、私。

我が地元では、家庭菜園を営む家庭は珍しくない。
うちにも実は家庭菜園らしきものがある。
種なしカボスができる(唯一の自慢)
しかし、トマトはすっごい小さいし、きゅうりも小さいし・・・。
土が悪いのか、まともにできるのはカボスだけ。
それでも小さい。

しかし、お年寄り方は違う。
でっかいキャベツから大根から人参、はたまたかぼちゃまで、大量に収穫する。
昔に備わったノウハウの違いか、毎日手塩にかけて育てているおかげか、そこらに売ってるものと大差ない。

しかし、大量に収穫するため、自分だけでは処理できない。
という事で、うちみたいな堕落した家庭をターゲットに、次々にさばいていく。
むろん、無料で頂くものなので、大変ありがたい。
だが、うちみたいな少食家族に、大根3本とか頂いても・・・。
実は今も冷蔵庫に、大量の人参が眠っている。
人参を大量に消費できる料理を教えてください。

親戚の家に遊びに行くたび、『あんたのとこ、これ食べないか?』と、収穫してきたものをいそいそと袋につめはじめる。
食べる食べないの是非を問いながらの作業。
この段階で断れるわけもない。
それがたとえ母しか食べない代物でも、手塩にかけて育てたお野菜を拒否できるわけがない。
うちの親戚関係は、こうやって深く根付いていく。
(*注 こんな書き方してますが、本当に助かるし、野菜うまいです)

土のついたお野菜たちは、田舎のすばらしさを痛感させてくれる。
我が家の様に、家庭菜園を作っても、カスみたいなのしかできない管理のしかたではなく、きちんと管理して、自給自足な生活を試みるのも、今からの世の中必要なのかもしれない。
えーと、それにはまず、きちんとした土壌つくり、草むしりですか・・・。
頑張ります。


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