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随筆
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2003年04月26日(土) MRI体験

MRI検査とやらをやってまいりましたよ。
もう心臓バックバク。何かの病気ではないかと不安で仕方がない(小心者)
なった時はなった時だが、この年ではできればお目にかかりたくない病原体がたくさんある。

でっかい機械を頭上にいただいた格好で、横になる。
お医者さんが私の頭を固定する。
『頭を上げて』と言われたにもかかわらず、首を上げた私の心身状態はやっぱりおかしい・・・。
『狭いとことか大丈夫?』
昨日聞いたことに何の意味があったのか・・・同じ質問を何度もされて、そろそろげんなり・・・。
紹介料1250円(リアルな数字)払った意味は何だ!(初診料払って最初にここに来た方がよかった気が・・・)

『大きな音がするから、ヘッドホンつけますねぇ』
えっ?聞いてない。
狭いところは好きだが、大きな音は大嫌い。
ずれてるよ!左側のヘッドホンずれてる!
しかし、極度の緊張状態なため(小心者)言い出せず、20分くらいならいいかと我慢。
これが後に悪夢を呼ぶ。

いよいよ狭い機械の中へ。
ほほう。洞窟とまではいかないが、天井が差し迫ってくる感じ。
およ、ヘッドホンからリラクゼーション音楽が!
色々趣向凝らしてるのねー♪
『はい、では大きな音しまーす』

ドッカン!!

爆音じゃないのがせめてもの救い。しかし、爆音に近い。
工事現場の音に近いか?
えーと、私が左耳がずれてるのを言わなかったのが悪いのですが、ヘッドホンの意味なし!
先ほどのリラクゼーション音楽もかすかにしか聞こえない。
本気で意味がない。

しかし、耐えられる範囲なので我慢。
耐えている脳波が伝わったりするのかなぁ?とか思いつつ、音に対してリズムを刻んでみたりする。
しかし、状況はあんまり好転しない。
音もたびたび変わる。
我慢度が3で済むものもあれば8必要なものもある。
しかし、ここまでは序章に過ぎなかった。

突然シンバルと工事現場がアンサンブルしている様な、それでいて繰り返すグラデーションの様な音がぐわんぐわんと響き渡る!
ヘッドホンがずれてなかったらマシだったのだろうか・・・。
なんとか耐えてみるも、その音は私にとってはまさに地獄。
我慢度限界値突破。
しかも、MRIの電波だか何だかが目に悪影響でも及ぼしたら大変だと、目をつぶっていたので、その恐怖アンサンブルだけが脳内に響き渡る。
早く目を開ければよかった。

気が狂いそうになる直前、ようやく終了。
終ると思っていなかったので、拍子抜け的にビックリ。
でも本当に気が狂う一歩前でした。

『大丈夫でしたかー?』
『はぁ』(大丈夫なわけあるかー!!!←心の声)
その後1時間待った診察でも結局異常は見つからず、薬処方されて1万弱の検査料(意外と安かった)を払って帰宅しました。
えー、あんまりやりたくない検査です。
あの音何だったんだ?


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