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随筆
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2003年05月12日(月) 盆栽

本日は、家でお仕事。
根を詰め、ひたすら脳と目を酷使する私を見かねた母が、強制的に散歩に連れ出す。
夏休みの宿題を7月中に終らせるというアホ行為を続けてきた性格が災いし(そして課題テスト前に再度宿題を開くという悪循環に気付きながら続けた大ばか者)、ノルマを与えられるとやり切らないと気が済まない。
やり切れない量をいただいてるのだが、自分で勝手に今日のノルマを算段しだす。
それより上回らないと気が済まない。

とまあ、こんな自分でもアホだと思う性格はどうでもよくて、散歩先に、緑化フェアのサブ会場となっているところをチョイス。
うーん、3日連続だぁ。
とはいっても、何もない。
散歩がてらに何か買って食べようと思ったのに、お店は開いてはいるが人がいない状況。
盆栽売り場で、まったりとお茶を飲んでいる方々の中にいそうだが、食べたいと思うものもなかったので、そのまま盆栽見学。

平日はいたってやる気がない。
イベントステージも、終日、囲碁・オセロ・将棋を勝手にやっていいよ状態で必要なものがそろえられている。
オセロくらいならできるけど、やらないし。
ステージまで登ってやらないから。

盆栽は、500円から55万という数字にいちいち騒ぎながら闊歩する。
この様子を見てか、元々なのか、店主は我関せず。
売る気はないらしい。こちらも買う気がないので助かるが。
おかげで周りをはばかることなく、見て回る。

盆栽というのは、小さければ小さいほどお高いらしい。
立派な松よりも、小さな、どうやってこんな小さなサイズになっちゃったの?って方が高い。
桁が違うくらい高い。
もちろん、『どうやってこんなサイズになっちゃったの?』=難しいって事だから、当然なのでしょうが。
桜のミニチュアでもあったらなー・・でも流石に50万は出せない。
ないから言えるのかも知れない。
『欲しい』と。

実際だって大変じゃないですか。
ちょっと枯れた様に見える葉っぱ。
これが既に病気だと。
こうなってしまった葉っぱを毎日捜しては、摘み取らなければならないと。
水やりから、そういった管理、はたまた私の知らない大変な苦労があって、品評会などで評される様な立派な盆栽に仕上げる。
そこまでいかなくとも、道ゆく人に感嘆の声をあげてもらえるまでに成長させる。

そうか、分かった。
ここまで手塩にかけて育てた盆栽を、子供のボール遊び一つでこなごなにされちゃあ、そりゃあ烈火のごとく怒りますわな。
私だったら怒る前に、こなごなになった盆栽を呆然とながめ、何日か立ち直れないと思いますが(とっとと植え替えろ、自分!)
サ○エさんとかでよくあるシーンに、100パーセント共感しました。
何しに行ってんだ、私!


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