びゅんびゅん進む車たち。 こーりゃ当分入れそうにないなぁ。 信号のない脇道から、大通りに出ようとしていたときの事です。
この脇道は、すぐ手前の大きな時差式信号のおかげで、割とゆるやかにたくさん入れる。 しかし、信号のタイミングにより、今日みたいに手前の信号が赤になるまで、じっくり待たなければならないときもある。 大通りはひっきりなしの通行量。 行けるはずもないので、ぼーっとしながら信号が変わるのを待っていると・・・。
サングラスをかけた一件渋めのおじさまが、速度をゆるめてくれている。 えっ?入っていいの?(大慌て) とりあえず、一礼し、すばやく進入。 進入後もハザードランプでお礼。 ここまでお礼してもし足りない。 だってわさわざブレーキ踏んでまで、こんな脇道から出て来た車入れてくれたんだもん。 恐縮しまくり。
えーと、この人見習って、私も入れてもらったことなんだし、別の車入れてあげた方がいいかなぁ? しばし迷う。 が、そんなに迷える時間もない。 素通り。 いつもなら平気で素通りなのに、彼が見ていると思うと、大変な罪悪感。 彼はわざわざブレーキ踏んでまでー!!!
親切にされると、余計恐縮し、いらんことまで考えてしまう私。 このままずーっと一本道。 どうしようかなぁ。彼から逃げて曲がってしまおうかなぁ。 すっげー遠回りだよなぁ・・・。
悶々と考えながら、自宅付近までご一緒でした。 ノミの心臓と呼んでください。 親切にしないでください。 あー、ドキドキした・・・。
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