デイズ
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2003年05月17日(土) 望まれた子

先日、妊娠33週の方がIUFD(子宮内胎児死亡)でAUS(子宮内容除去術)をされました。
AUSっていうのは、人工妊娠中絶のときにも行われるものだけど、中絶は妊娠22週未満までしかできません。
でも、この方の場合はIUFDで子宮内に胎児が長く残っていると、母体にも影響が出てくるので、薬で陣痛を起こして死んでしまった赤ちゃんを産むわけです。
生まれた赤ちゃんはもう2000g近く体重があって、かわいい顔をした子でした。

そんな方がいる一方で、今日入院された方は、1週間前に妊娠がわかってその時点ですでに妊娠32週。
まだ生まれる時期ではないのに、陣痛をおこしかけていて、それを薬で止めるために入院になったのです。
妊娠したことを彼氏に言ったところ、なんと彼氏は逃げて音信不通だとか。
しかもその子も彼氏も19歳。
32週ではもう中絶もできません。
しかし、その子的にもその子の家族的にも生まれた子どもは育てられないそうで、生まれたらすぐに里子に出すとのこと。
薬を使ってまで望まない子を、あと2ヶ月近くおなかで育てるそのこの気持ちはどんなかんじなんでしょう。
あと2ヶ月の間に、少しでも子どもの存在を受け入れてくれるといいんですけど…。

すべての子が望まれて生まれてくる子ならよいのに、と思ってしまいます。

ヤルならゴムつけろ、ヤルからには子どもができる可能性があるってことを忘れるな、子どもができたなら責任をとれ、ということです。

ゆそか