エロとピンクとアミタイツ。
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あたしは、基本的に、人との別れに無頓着だ。 でもそれは別に、他人に興味がない、ということでは全くない。
卒業式や、旅先の別れ、あたしはいつも軽く泣く。 だけど、次の瞬間には、次の一歩が軽く出せる。 ふりかえればまだそこにいるのが分かってるし、 会いたくなれば電話すりゃあいいじゃん、そう思うともう悲しくない。 「また会えるじゃん」的思想が、あたしを別れの涙や感傷から遠ざけるのだ。
だけど、そのかわり、あたしはほんとうのさよならに弱い。異常に弱い。 もう同じ会い方ができない人たち。 もう恋人としては会えないひと。 もう写真でしか会えないひと。 そういう別れには、いまだにどう向き合ったらいいのか答えが出せない。
ばあちゃんは元気だ。 毎日、よくしゃべって、よく笑う。 でもそんな元気あるほうがおかしいくらい、ほんとうはあぶない。 もうすぐ会えなくなるかもしれない。 わたしはもう息ができない。 わたしはまだ答えが出せない。
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