エロとピンクとアミタイツ。
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2003年05月06日(火) 眠れない

あたしは、基本的に、人との別れに無頓着だ。
でもそれは別に、他人に興味がない、ということでは全くない。

卒業式や、旅先の別れ、あたしはいつも軽く泣く。
だけど、次の瞬間には、次の一歩が軽く出せる。
ふりかえればまだそこにいるのが分かってるし、
会いたくなれば電話すりゃあいいじゃん、そう思うともう悲しくない。
「また会えるじゃん」的思想が、あたしを別れの涙や感傷から遠ざけるのだ。

だけど、そのかわり、あたしはほんとうのさよならに弱い。異常に弱い。
もう同じ会い方ができない人たち。
もう恋人としては会えないひと。
もう写真でしか会えないひと。
そういう別れには、いまだにどう向き合ったらいいのか答えが出せない。

ばあちゃんは元気だ。
毎日、よくしゃべって、よく笑う。
でもそんな元気あるほうがおかしいくらい、ほんとうはあぶない。
もうすぐ会えなくなるかもしれない。
わたしはもう息ができない。
わたしはまだ答えが出せない。




小日向マリー |MAIL

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