レンタルしてきた2枚のDVDについて書きます。
テイラー・オブ・パナマ The Tailor of Panama 2001年アメリカ ジョン・ブアマン監督 「寒い国から帰ったスパイ」など、 スパイ映画の原作でおなじみのジョン・ル・カレが 製作総指揮に当たったそうですが、 こちらの方にはちょっと暗いので、 「ああ、そうですか」程度の感慨しかありません。 それよりも、監督がジョン・ブアマンということや、 ジェフリー・ラッシュの役どころに惹かれました。 至近のビデオショップにちゃんとあり、 しかもしっかり1週間レンタルだったのに、 リリースされてから半年以上気づかなかったのは、 どうやら、DVDジャケットのせいのようです。 まるで「戦争アクション」のようだったから。
結論から言えば、かなりおもしろかったと思います。 女性問題を起こしてパナマに左遷された MI6のスパイ、アンディ・オズナードを 4代目ボンドことピアーズ・ブロスナンが、 セルフパロディの乗りで演っていますが、 あんなに間抜けで、よく任務がこなせるなあと思いました。 (てか、厳密にはこなせておりません) それよりも、「パナマの仕立屋」ハリー・ペンドル役の ジェフリー・ラッシュがいつものようにすばらしいのです。 仕事の腕はいいし、愛妻家で子供たちをかわいがり、 おいしい朝食もつくってくれます。 (ちなみに妻は、むだに巨乳のジェーミー・リー・カーティス) イギリス高官との接触が多いのと、家族にも隠している経歴のため、 オズナードに目をつけられ、スパイ行為を頼まれるものの、 とんでもない大嘘つきで、思いがけない災禍を招いてしまう…という そんな感じの筋立てでした。 前半はコミカルに、後半はかなり政治色の強い描かれ方で、 がらっと映画の性質そのものが変わってしまうような感じも 決して悪くないと思いました。 それから、ペンドルの2人の子供のうち上の男の子を演っていたのが、 ハリー・ポッターでおなじみのダニエル・ラドクリフでした。 前々から、何となく似ているなあとは思ったのですが、 イライジャー・ウッドの小さい頃(今もある意味小さいか)そっくり。 でも、ハリーのイメージが強過ぎるせいか、 「幸せな家庭」の子供には似つかわしくない独特の雰囲気が……。 BBC製作の「デヴィッド・コパフィールド」にも出ているそうですが、 これもいずれ見たいと思います。 多分、こっちの方が役に合っていることでしょう。
¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬ シュレック Shrek 2001年アメリカ アンドリュー・アダムソン / ビッキー・ジェンソン監督 軽い気持ちで見ましたが、非常に気持ちよく笑えました。 書きたいことはたくさんあるけれど、 あげつらっているとネタばらしをしまくりそうなので、 「おもしろかったー」とだけ書いておきたいと思います。
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