菊川怜ちゃんが出ている和食調味料のCMで、 すごくひっかかることがあります。
煮物をつくろうとしている彼女が 大根を長いまま持って、 ピーラーで皮むきしているんですね。 ピーラーは、幼稚園や保育園で小さな児童に 料理をさせるときにも使われるほど、 安全で便利な道具ですから、 別に、大根の皮むいたっていいわけですが、 どうしてこうも違和感を感じるのか?
それは多分、 外国人(特に西洋人)が 大根を食べるとは思えないからでしょう。 西洋大根と称されるラディッシュなんかはともかく、 日本の文化に興味もかかわりも持たずにいれば、 一生、大根おろしだのふろふき大根だのを 口にせずに終える外国人の方が多そうです。 かつらむきしてみぃ、とは言いませんが、 適度な大きさに切ってから、 つーっと包丁でむいてくれたら、 きっと安心して見ていられたことでしょう。 この場合、ピーラーを皮むき器と呼んでも事情は変わらず、 やっぱり「外国の道具で大根むいてる〜」 と思ってしまうに違いありません。 同じ理由で、ペティナイフでむいていても、 やっぱり変だなあと思ったに違いありません。 それこそ、大きな空き缶にでも腰掛けた見習いコックが、 大量のポテトの皮をむいているイメージです。
そういえば、ピーラーでかつらむきってできるかしらん?
|