昨晩、深夜にNHKのある番組を見ていたら、 (中途半端に見ていたので、要領よく書けないのですが) 輪島塗などに使う蒔絵筆の材料として、 琵琶湖周辺に棲むクマネズミの毛が最適だということと、 その個体数が減っているため、筆を作る職人はもちろん、 塗り師の人たちも大変困ってるというような話題を 取り上げていました。
今、材料を求めて中国などに行くこともあるようですが、 どこかで意思の疎通に問題があったのか、 クマネズミというものの考え方が違うのか、 おいおい、これのどこがクマネズミだ、というような、 不細工でデブデブで毛並みの悪いネズミのブリーダー?のところに 案内されたりして、難行しているようでした。
今日、そのことに軽く興味を覚え、 キーワード検索してみたら、 周辺情報をいろいろ拾ったのですが、 この場合の「最適なクマネズミ」というのが どうやら、都市部のオフィスビルなどにあらわれる むしろ大量繁殖が問題になっているクマネズミとは またどこか違った種類らしいことと、 蒔絵の際に用いる刷毛には、 日本人の三十代の女性の黒髪が 最も向くらしいという情報を入手しました。 腰の強さや油分の具合がいいらしいのです。 日本人/三十代/オンナ/染めたことも脱色したこともない黒髪 おお、私の髪がぴったりではないですか!
……などと言って喜んでいたら、 相方に「あ、白髪、あ、ここにも、増えたね〜」 とか何とか、抜かれてしまいました。
どうでもいいけど、(中国のクマネズミはともかく) 齧歯類の動物というのは、 どうしてみんなああもかわいい顔をしているのでしょう。 おぞましいドブネズミですら、あの目のラブリーさときたら!
|