土曜日生まれは腰痛持ち

2003年03月01日(土) 献立が決まらないときの【Papa told me】

大好きなコミック【Papa told me】のドラマ化放映が決まり、
ああ、恐れていたXデーの到来か?という心境です。
最近テレビドラマというと、コミックに材をとったものが多く、
オリジナルストーリーだと「へえ、珍しい」と思うほどですが、
(いや、そこまではいかんか)
特にこの【Papa】は、
なまじの映像化では絶対にコケるだろうと思っていただけに、
その余りの「違うだろう」感に落胆するばかりです。

でもまあ、気をとり直して、
【Papa】を読んだことのある方にも、ない方にも、
お勧めの読み方を御紹介いたしましょう。
主人公の的場知世ちゃんは、まだ小さな頃に母親を亡くし、
父・的場信吉氏は、独りで彼女を育てますが、
この人がまた(ハンサムで才能があるだけでなく)見上げたお人でして、
売れっ子の作家のため、仕事が忙しく、
「外でお食事」の頻度も高いものの、
娘の食生活にはかなり腐心していて、
見事な御飯をつくっては、知世ちゃんの舌と心を満足させています。
知世ちゃんは自由な校風の私立校に通っていますが、
そこを選んだ基準の1つが、「給食がよい」だったくらいでして。

そんなわけで私は、夕飯の献立が決まらないとき、
このコミックをぱらっと読んだりします。
そうすると、なかなかいいヒントが得られるのでした。

料理の絵が細密に描かれているわけでもないし、
レシピが細かく載っているわけでもなく、
場合によっては、登場人物の会話に
ちょこっとお料理の名前がのぼる程度でもありますが、
それだけでも、「これは使える」と思うようなヒントがあります。
作者の榛野さんという方自身が、
食べ物に愛情を持って描いていらっしゃるのでしょう、きっと。
例えば給食で、「香味御飯」というのが出ていたことがありますが、
これをヒントに、大葉・ミョウガ・ゴマをバターで炒め、
御飯に軽く混ぜてみたら、なかなか乙な味でした。

それにしても、また話を蒸し返しますが、
このたびのドラマ化は、見る前からがっかりです。
やぶれかぶれで、ハリウッド版のキャストなど考えてみました。

的場知世…ダコタ・ファニング
「I am Sam」で大注目の信じられないような逸材
ちょっと知世ちゃんのイメージとは違う気もしますが、
半端じゃなくかわいくて賢くて感受性豊かということで

的場信吉(知世ちゃんの父)…ジェームズ・スペイダー
年齢、知的な雰囲気、ルックスなどなど
実生活では家庭を大切にしていると評判のところもポイント高し

的場百合子(信吉氏の妹)…ナオミ・ワッツ
J.スペイダーの妹、と考えたときのリアリティのあるルックスと、
怜悧なイメージながら、顔だちが優しいところがぴったり


しかし、こんなことして何になる(涙)


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