土曜日生まれは腰痛持ち

2003年04月16日(水) 「ゆでる」と「煮る」 ゆで卵と煮抜き

「ゆでる」と「煮る」
この2つの決定的な違いは、
某調味料メーカーがつくっているお料理のページで、
「ゆでるときは単に水だけだけど、
煮るときは、必ず調味料が入る」
という感じの説明をしていました。
ああ、まあ、それもそうなのですが、
辞書を改めて引いたら、全く別な説明がなされていて、
これこそ「決定的な違い」と感じました。

ゆでる…お湯で処理すること
煮る…水から処理すること


大雑把に言うと、そういう感じのようです。

それでもう1つ思い出したことがあります。
小学校の頃、家庭科の授業で、
「固ゆで卵は沸騰したお湯で12分程度ゆでる」
と教わりました。
だから私は、会議とか、映画上映とか、
あるコトの定刻まで「12分」というと、
「ゆで卵ができる時間」と頭の中で無意識に置き換えてしまうほどです。

ところが、在阪のある漫画家が描いていた作品の中で、
ゆで卵を
「水から10分(時間は不正確ですが、12分よりは短い)」
でつくる男性が出てくるのを発見しました。
もっともこの男性は、半熟にこだわりを持っているという設定なので、
“そういう”ことなのかもしれません。
しかしその後、やはり大阪を舞台にしたコミックで、
ゆで卵を関西では“煮抜き”という場合もあるということを知りました。

“ゆでる”と“煮る”の根本的な違いに照らすと、
ひょっとして関西では、
ゆで卵を水から処理するという方法もポピュラーなのでしょうか。

ところで、
本当は危ないのでやってはいけないかもしれませんが、
お風呂が冷めてしまったとき、
追い焚きしながら湯船につかることがあります。
そういうのを我が家では、「ほうれん草方式」と呼んでおります。
(内実、言葉として使っているのは私だけですが)

ほうれん草は、おしりの泥をよく落とし、
その部分に包丁で十字に切り込みを入れて
お湯でゆでると、
しゃきっと仕上がりますが、
面倒くさがって、ざく切りにして水から処理することもあります。
でも、こういう場合も「下ゆで」と呼ぶなぁ……


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