土曜日生まれは腰痛持ち

2003年04月19日(土) ちょっと悲しかったコト(お仕事編)

テープ反訳(おこし)をいろいろやっていると、
どうしても、やりよい仕事とそうでないものとがあります。
やりよいものとは、もちろん、
「録音よし(ちゃんとマイクを通して録音している)
/発言者が話し慣れている/発言者に訛りがない」
などの特徴を持つものですが、
もちろん、こういう仕事ばかりが来るわけはありません。
中でも、「やりたくね〜」三重苦といえば、

1.録音悪し
(レコーダー作動させておけば録れると思っているふしがあり、
雑音だらけで肝心なところがサッパリ)
2.発言者が要領を得ない
この場合、訛りがあるなしは余り関係ありませんが、
あればより聞き取りづらいのは言うまでもありません。
3.数字だらけ
予算書を読み上げているだけ…というような状況
こんなの資料を添付して「別紙参照」でまとめてしまって十分では?

 ……これです、これ。

でもって、現在取りかかっているのが、
東北地方某町の会議録ですが、
まさに3つ(というか4つ)とも当てはまり、
能率が上がらずいらいらします。
仕事というよりは試練だと心得、何とかやっていますが、
その中身で、1つだけ「なんですとー?」と
聞き捨てならないものがありました。
なんと、平成15年度当初予算「議会費」で、
70万円近い「議場マイク設置費用」を計上しているのです。
正直、70万円という半端な額からして、
そうそう飛躍的に録音が良好になるとは思えないものの、
ちょっとした工夫で、今よりまともになることは間違いありません。
何で私のところにこの仕事が来る前に導入してくれなかったかなぁ。

もしもこれを地方議会関係の方が読んでいたら…
ぜひともお願いしたいものです。
よそに反訳を依頼する以上、
最低限、録音だけはきちっとしていただきたい。
(できれば、テープも巻き戻してくれると嬉しいなぁ。
テープを使い回すときも、元の音を消す配慮は欲しいし…)
資料や原稿が充実していて録音の悪いものよりも、
資料が何もない状態でも、「確かな音」が存在する方が、
はるかに仕事のためにはなりますです、はい。
議員・執行部の各机にマイクがあって、
専用の録音ブースでやってくれなくてもいいからっ。
数万円で買えるワイヤレスマイクを何本か買って、
発言者間で協力し合って回すだけでも、大分違うばすですよ〜。
「発言には必ずマイクを使って」と、
議長みずから冒頭で注意している議会だってあるし。


 < 過去  INDEX  未来 >


ユリノキマリ [MAIL] [Saturday's Child] <