土曜日生まれは腰痛持ち

2007年12月19日(水) 映画「ルイスと未来泥棒 Meet the Robinsons」

試写会で「ルイスと未来泥棒」を見ました。

アメリカ映画、殊にディズニー作品にありがちな、
何でもいいから明るく前向きに!的メッセージは、
時に心の負担にもなるものですが、
この映画の主人公ルイス少年は、
かなりシビアでハードな状況の中、
大好きな発明に没頭し、何度も何度も失敗し、
そのたびに、結構わかりやすく落ち込んでいました。
「前へ前へ進んでいこう」という信条は、
ほかならぬルイス少年の口から後々出るようになる言葉ですが、
そこに至る前に……彼の前に、未来人の少年ウィルバーが現れます。
科学フェアに参加し、発明品を披露するルイスを
ウィルは非常に温かい表情で見ていました。
どうしてそんなにいい顔で見てくれるのか。
半分くらい見進めると(勘のいい方はもっと早く)
先が読めてしまうのですが、
「こういう結末でよかった」と思えるオチでした。
(うーっ、ネタばらししてぇーっ)

「底抜けに明るくてハッピーな未来」ってやつを
とりあえず信じたくなるような映画でした。
そして、誰しも生きているだけで誰かを傷つけているかも…ということを
改めて振り返らずにはいられない作品でもあります。


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ユリノキマリ [MAIL] [Saturday's Child] <