みちる草紙

2002年05月01日(水) 閑日徒然

黄金連休の谷間である。しかし、うちの会社は見事に暦どおり…。

このところ連日の残業でかなりバテており、帰宅するなりひっくり返っている。
最初の3連休は思う存分寝て過ごそうと思っていたら、爆睡中に上司から
携帯電話にかかってきて、昼下がりの至福の時をブチ破られたりする。
『昨夜は仕事してるのに、後ろで騒がしくして悪かった』いーえ別に(∋_∈)
『お休みのところ御免ね。じゃ、これからにゅうよーくへ発ちます』
…それだけ言うために起こしたんか(-"-;)

昨日の朝夕の電車は、魔の埼京線並みに混んでいた。当てが外れて憮然としたが
10連休をあえて取らない人って意外と多いんだなぁ、とささやかな連帯感。
じゃあいつも通り早めにホームに並んで座らなきゃ、なんて思っていたら果して今日は
ガラガラの車内。地上に出て見ると朝の外堀通りには珍しく、走っている車が少ない。
朝陽を受けて聳える東京タワーの先っちょが、いつにも増して清々しい。
早く着いた分、ドトール(スタバは全席禁煙なので行かない)でコーシー飲んじゃった。
出勤時のこんな余裕は年に1回あるかないか。しかも、上司が出張中で不在なので
昼休みに不当な用事を言いつけられることもなく、1時間きっちり休憩取れたし。
ああ、本当にいつもこうならな〜(*μ_μ)□~~

電話も殆ど鳴らずのんべんだらりしていると、午後、突如メガホンでがなる大音量。
窓から見下ろせば、プラカードを掲げた行列がシュプレヒコールをあげながら
ホコ天状態の大通りをぞろぞろ徒党を組んで流れて行く。かなりの人数である。
そう言えばメーデーだった。郊外の研究室からやって来たばかりの同僚は
わあ♪こういうの初めて見た(*゚▽゚*) と一人はしゃいでいた。

帰りの電車では、英字新聞を広げて読む外国人男性の隣が空いたのでそこに座った。
うつらうつらしかけると隣の携帯が鳴り、第一声はほぼ間違いなく「へろう」だと
ぼんやり予期していたら「もしもし」と出て、セイン・カミュとまでは行かなくても
よどみのない日本語で喋り出したものだから、んっ?と一瞬目が覚めた。
「今ね、西新宿5丁目。あと20分くらいで着く」電話の相手は日本人妻だな(¬。¬)
周囲の乗客も同様に意外だったのか、皆その外人の方をじろじろ見ている。
アタシも外国人に縁付いたとしたら、英語は上手くなるだろうけど
やっぱりいずれ日本を離れて暮らさなくてはならないかしら…親はどう言うかなぁ。
何せ半分寝ぼけているから思考は取りとめがない。ふと我に返ると
その外人はあっさり英語に切り替えて会話しており、See You と電話を切って
終点のひとつ手前で降りて行った。家ではきっと愛妻とハーフの乳児がお出迎えね。
アタシはこれからIMAに寄って、夕食買って帰るとします。

さて、あと1日気張らなきゃヽ(。-。-。)ノ


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