この年末年始は故郷へは帰らず、熱海で過ごす予定。 てか、母と喧嘩しているので、実家に寄りつけないというのが真相(-_-;) 近頃、何かと熱海に行くことが多い。 かれこれ年に十回は足を運んでいるだろうか。
昨年大晦日の東京は、道も畑も分かたぬほどの大雪に見舞われた。 バスや電車を待つ間も、降り積もる雪に埋もれて凍えそうだった。 それが熱海駅に降り立ってみると、まるで嘘のように空気が暖かい。 月がぽっかり浮かび、旅館の温泉があちこちで湯気を立てている。 たかだか100キロ隔たっただけで、あんなにも気温が違うとは驚いた。
普段は「こんなもんだろう」と思って暮らしていたが 比べてみると、やっぱり東京って寒いんだなぁ。
そして不思議なことにあの街は、夜道でも殺気を感じない。 ひと気のない通りを、街灯を頼りに一人とぼとぼ歩いていても 「怖くない」のだ。うちの近所とは明らかに何かが違う。
土地の人に聞けば、それはここを拠点にしている アウトローな方々(マル暴とも言う)のお陰だとか。 へっ、そんなことあり得るの?と思ったが 事実それの抑止効果によって、熱海では犯罪の発生件数が低く 下手なチンピラやごろつきが蔓延りにくいのだそうだ。 悪を以って悪を制すってこういうことか!と感心した次第。
熱海での最大の楽しみはやはり食べものかな。温泉は後まわし。 魚介は同じ値段でも都内のスーパーの倍の質と量。魚好き冥利。 行きつけの小料理屋、お菓子屋、喫茶店、バーもある。 特に、そのバーのマスターの作るおつまみは 何を食べても、ケチの付けようがなくおいしい。 そして、まるまる太って帰ってくる羽目になる…(TーT)
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