ちょっぴりショッキングなこの題名は、 レベンクロンというアメリカの心理臨床家が書いた小説のタイトルです。 集英社文庫から出ていて、一応三部作になってて、 「鏡の中の少女」 「鏡の中の孤独」 それからこの「自傷する少女」と続きます。 一冊目と二冊目は拒食症の女の子の話です。 三冊目は、言うに及ばず、 自傷が自衛手段となってしまった女の子の話。 内容を読むと、彼女は一種のパニック障害なのかな。 名前は出てきません。
原題は、「the luckiest girl in the world」 世界でいちばん幸せな女の子。
・・・・・・・・・・・・・・
いちおうココロ病気しているらしいあたしが こういう本を読むのはどうなんだろ?と思うときがあるけど これは、むしろ読書傾向のほうが先に立っているので構わないのダ! とムリヤリ合理化しています。 実際のところタマゴか鶏かわからないけど、それは考えない!
思えば、小学校の四年くらいのとき あたしは当時ものすごく活字の申し子みたいな小学生だったのですが (本の虫というより活字の申し子。それが字なら広告でも 読めない漢字ばっかりの大人小説でもいいの。節操ないの(笑)) 図書館で借り出して読んでいた大気に入りの本があって 題名が「シェイプ・アップ・ラブ」。
たしかヒロコという高校二年生の女の子が主人公で 思いっきり拒食症の話だった…… 学校心理相談の本も読んでたし…… 職場のメンタルヘルスの本も読んでたし……
ちょっとへんな小学生だったかも知れません。
ちなみに「活字の申し子」ぶりは年を追ってひどくなり 高学年のころには「字」を見つけると やおらその場にぺたっとすわりこんで読み終わるまで動かない(イメージ) という子どもになってしまったため、 はっきり言って普通の生活ができない!と ちょっと真剣に心配したらしい(?)両親、 あたしがべたっと床に貼りついて何かを読もうとするたびに せっせと紙だの字だのパンフレットだのを取り上げ続けたので そのうちフツーの子になったようです。
めでたし。
惜しいなあ。あのまま行ってたら博覧強記な雑学の宝庫の あるく事典みたいなおもしろいひとになれたかも知れないのになあ……。
残念です。
文字にまつわるいくつかの記憶。
十歳。学校に行く前にランドセルを背負おうとして 下を見たら「パンフレット」が落ちていたので すわりこんで読み始めたらやめなさい!って取り上げられてすごくかなしかった。
今思えばそれは市議会の議事録だった。
……なにがおもしろいんだろう。
母さんの本棚の中に「舞姫」という本を見つけて読んだ。 漢字が多すぎてさっぱりわからなかったが最後まで読んだ。 とりあえず、約束を反故にして戻ってこない男を、着物を着た美人のおねえさんが 遊郭の二階家から窓の外を眺めながらけなげに待ち続けている話だと思った。
……なんか微妙に全然ちがう。
つーか舞台が日本になってるところが根本的にまちがってる。
・・・・・・・・・・・・・・・
タイトルに戻れば。 自傷する少女。少女という年ではないですが(苦笑) あたしは多少やっぱり自傷癖をもっているみたいです。 あれ、始めたころはまだかろうじて少女だったかな? 理由は時間のむこうがわのほうにちっちゃく遠く堅くなってしまって 追っかけていけません。 自分の傷跡をまじめに解説するのは妙な気分だ。
だいたいアトピー持ちなので、傷跡は治らずに、湿疹に変化して 強烈な肌荒れ(ていうか鮫肌?うろこ皮膚?)に全体変わってしまうので みたところ、なんだかただの傷跡とは違った気味悪さがあります。 別に切らずとも状況は似たような物で、真赤に腫れあがったり発疹が出たり 自分の腕や脚を眺めても、人間の皮膚とはあまり思えず…… きたないなあと思うのです。 今は両方のひざの裏が弱っていて、腫れたり切れたりしてまっすぐ立てません。
ただ ぼんやりとでもはっきり言えることがひとつあって 「きれいに腕を切ることのできる女の子たち」を あたしはどこかで、うらやましく思っているということです。 それから痛々しく。
暴言吐いてごめんなさい。
・・・・・・・・・・・・・・・
きのう病院に行きました。(精神科) がんばってバイトのあとに行ったのですが 電車の中で緊張状態がどんどんひどくなってきて 手は震えるわ吐き気はするわ呼吸できないわ脈は120にぶっ飛んでいるわ という状態でふらりんふらりん診察時間にすべりこむことができた おかげで(?)
SSRIの処方量がマックスに増えました………。 マイスリーは眠れないけどそのままで、 連休を挟んだ三週間後の診察を怖がられて おやすみの中日に来院できますかと聞かれたので、 「……が、がんばれば?」 なにかあったら途中で来なさいと言い渡されつつ 18日分処方していただきました。(苦笑) 薬局での支払の額に無表情でぶっとびました。
高いよ!
動悸と過呼吸と震顫を止めたくてはじめて飲んでみたソラナックスは
……ニガイ。(@▽@);
以下、緊急時デパスを水なしで齧るものの発想。
「これ齧ったら悶絶だ……やめよう(決意)」
ところでどなたかあたしに不安発作とパニック発作の違いをおしえてください。<超初歩的(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
読んでくれたひとへ、どうもありがとうございました。 メールでも、投票でも、 かたちにならなくてもある「返答」をしていただけたら、 うれしいです。
茉莉花茶のんでがんばります。
お元気で。
|