『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年12月16日(金) 這う。

泥を吐いているようです

泥みたいなからだで

ずるずると

泥をすくいあげて

泥のような言葉を、吐いて

取り落とす。

なみだなんて出なくて

続くのは痛さへの忍耐とヒトリへの麻痺と
眠って起こされて眠って起こされて

恋だとか愛だとか大切だとか苦しいとか
そんなんじゃなくて、もう、ただ、ただ
やすませてくださいたすけてくださいと
憤慨していた小説の1シーンみたいに
それだけが頭の中を占拠していく行進していく

リストカットやらオーバードーズやらするような根性もありませんで
荒れた部屋で荒れた皮膚で荒れた服装で
ただたすけてとぼやいて、わらって、

きえたい。

単純に今のさきにあたしが存在していてあしたも
また目をさまして未来があるということに
たたきのめされてしまった、くりかえしくりかえし

晒していて
ごめんなさい


16日、夜


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真火 [MAIL]

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