『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年12月30日(金) call me

ひとりといっしょにおそってきた

おくすりをのんでも
この腕がよわい
つきはなせない

まわりじゅうの空気がせまってくるんです
すこしずつしのびよってくるんです
あたしは足掻いて、足掻いて足掻いて
でも、まだ
泳ぐことをおぼえられないんです

こわい、よ

そうとう困難に違いない情況をわらってはなす、って
このあいだお医者さんがいいました
ねえ、わたしそんなに笑ってますか
一枚はいだらどんな顔をしているのか
あなたほんとうに、みたいですか

新年へのカウントダウン

あたしもカウントダウン
しちゃえ


その思考がひっそりとたたずんでこちらを
くっきりとしたひとみで捕らえて離さない
どこにいても
視界の中

「カウントダウン、しちゃえよ。」


金色の目で
照り輝くひかりは
希望じゃなくて
終了の合図
ですか?

ねえ。

ねえ。


30日、夜


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真火 [MAIL]

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