ひとりといっしょにおそってきた
おくすりをのんでも この腕がよわい つきはなせない
まわりじゅうの空気がせまってくるんです すこしずつしのびよってくるんです あたしは足掻いて、足掻いて足掻いて でも、まだ 泳ぐことをおぼえられないんです
こわい、よ
そうとう困難に違いない情況をわらってはなす、って このあいだお医者さんがいいました ねえ、わたしそんなに笑ってますか 一枚はいだらどんな顔をしているのか あなたほんとうに、みたいですか
新年へのカウントダウン
あたしもカウントダウン しちゃえ と
その思考がひっそりとたたずんでこちらを くっきりとしたひとみで捕らえて離さない どこにいても 視界の中
「カウントダウン、しちゃえよ。」
金色の目で 照り輝くひかりは 希望じゃなくて 終了の合図 ですか?
ねえ。
ねえ。
30日、夜
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