『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2006年02月02日(木) 習作のための。

高速回転のあとには減速がきて
そうしてすっかりとまってしまう

いうことを頭ではちゃんとわかっているのに
どうしてもとめられないんだ

つくりごとの好きなこの身体で。

あたしがことことと刻むのはイメージ、
振動するなにか、砂粒みたいに
今までにそそがれたかなしみやことばにしなかった理不尽な
頭上からふらされたたくさんたくさんのあなたからの腕を
ふらされなかったキスを抱擁を
これはちがう
あれもちがう
そう拾っては捨て拾っては捨て
しながら

ずるり、と
扉をでてゆく少女のはだしのくるぶしが視えた
そのあとを追うようにしてまとわりつき去る
白い裾と、そうして
ひきずられていく、紅も

ああ、これだきっと
あたしがみたいのは
これだ

少女のあとを追いかけて
あたしは
くらやみのなかでぎらぎらと目をひらき
ひとつぶのかけらも見のがしてはならない
形無い自分のなかを探り探り探り
あたしがあたしになるための、かたち、を
たださがしつづける
たださがしつづける

疲弊

それだけがのこって
小指ほどのイメージが
わたしのなかに残ったなら

それをたいせつに抱きしめて
ほほえむだけ。

ほほえみたい。

ほほえみたいから


真っ白なノートとみがかれた鉛筆がただ
わたしには必要です、どんなたべものよりも
わたしには入り用なのです。


2月2日、夜


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