2006年02月11日(土) |
500円、桜、喜屋武岬 |
二月沖縄行きを決行して ただいま、 と言い。
東京にもどってもしんどくならないように いろいろたくさん仕入れてきた旅で 別にココで買わなくてもいいのかもしれないけれど ウチに帰ったらきっとあたし何にも買わないから 国際通りのCD屋さんで、ニライカナイからの手紙の主題歌を買った。 500円ぽっちだった。
でも、桜の花とか見えるんだよね。 ゆらゆら、あの、 島の郵便局のポストとか自転車とか そういうものが。 たった500円ぽっちで。
宝物。
今回は、とても、とても、 強気に強硬な予定を組んでしまったので ちょっとつらかったみたいで ほんとうはつらかったみたいで 耳をふさいで泣き叫んだあとのブスな顔が 鏡にうつってて。
もう死のうとおもっても腕があがらなくって この腕をどうしたらいいのかぼうっと見つめてた、お風呂場。 良い絵かもしれないと頭の隅でおもっていた。 右にしたらいいのか左にしたらいいのか どうしたらいいのか。
こころをどこかに落としてきたからっぽなからだが からっぽなまま日課をずるずるとこなしていくみたいな そんなふうな時間がどんどん続く。ああ幽霊だ幽霊だ。
那覇で最後に買った「BEGINの一五一会」を ずうっとくりかえしながら 薄暗いところでおふとんをかぶっている。 じっと、自分の内側をみていると うつろな闇の中に、ゆっくり、ゆっくり、 片端から忘れっぱなしで狂いそうだった きのう、のことが 少しだけ思い出せそうな気がして必死で目を瞑っている。
つかれました、 つかれました、 未来は見えないし 明日はあるかわからんし
でもいっぱい謝ってきた祈ってきた 海の向こうにあたしは祈ってきた つめたい風に吹きまくられてたくさん泣いて 目をあけたら、空が青かった。
万が一のときはまたきっとあそこに行ったらいいのかもしれない。
もぎとられるようにしんでゆくひとは だれも しあわせなんかではなかったと想い まだ、もぎとられていないあたしは ごめんなさいごめんなさいと 百万回くらいくりかえしつつ 涙を殺して息を殺す。
南の果てで。
柵のむこうの卒塔婆に墨の字はうすれ なぶられる髪の毛をおさえながら海を見た どうして目の前にいるのに潮の匂いがしないのか また、同じことを ふしぎに思った 喜屋武岬にて。
苦しいということがもう少しでこの手につかめそうな気がしたあのとき。
そうしてまた東京、 ここはいつも苦しくて 痛い。 あ というまに寝付きながら こころがしんでいった。
あたしのからだはまだいきているようで。
2月11日、夜
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