『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2006年02月22日(水) 人形遣いの午前四時

昨日もまたこわれたみたいに
笑い泣きさまよって眠り
だれかにころされる夢をみた

目覚めたら夕暮れ、身体が重たい
末端のほうは死んでいるみたいなリアルさを違う違うと
首をふりつづけて、脱皮するように
あたしが夢を脱ぐ
拭い去る

だけどとりきれないたくさんの微細な残骸がまとわりついて息してる

あたし泣き笑う
こわれた人形なら
まだよかった

眠れないでいたら
しにがみ、がきます
あたしのところに派遣されるしにがみさんは
まだ見習いくらいなちびでしかなく
ひかりがあれば寄り付きもできず
遠くからこっちを見ているだけの
弱いくらいの生き物で……

それでも、力をふるえる、と
うっすら笑えるくらいにあたしを
見つめることに長けたいきもの。

例えば、しずかな夜明け
だれもみんな寝静まるあと
最愛のひとさえも助けにならないころ
かれが
せなかから近づいてあざやかに振るった鎌の、痕

あたしがまた、少し、
あなたに忌まれるものになった
なってしまった気がする、から

ごめんなさい。
ごめんなさい。

春に降る雪みたいに
潔くはかなく
消えれば


今日は、どんな日かな
また
くるったみたいに
笑い泣きさけぶ、嵐、なのかな

……ねえ、


早朝


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