たぶん、もう、あのひとはぼくをいらないのだなと思ってかなしくなった。出会えばかならず別れるときは、くる。かなしくなることなんてないのに。現実に噛み付いて抗うことなんて馬鹿げてるのに。するするとれいせいにときがながれてゆく。のりおくれたあたしがゆびをくわえてとおざかってゆくひとたちを、みている。(そこからはここが、みえますか。)苦い口の中思い切り噛みながら目をそらした。ああもうそこにはうすぐらい海とくもりぞらしかない。朝