『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2006年05月25日(木) 元気になったら

元気になったら、

したいことがたくさんありました。

しななくてもいいように
したいことノート、作って

わくわく元気を待ちながら待っていました。

……それがまた、去年の冬の話。

今の私は元気なのかというと……よくわからない。

どんどん崩れていきそうな身体への恐怖、というのは
いつも抱えているというか……巣食っていて
歩くのがとても怖い、ふつうのひとにはわからないかも知れないけど
おやきょうだいにもこいびとにもともだちにも、わからないかもだけど
こわい。
とてもこわい。

春からヘルペスを五回起こして
それなりに弱っているとは思う。
両腕はもうぼろぼろになったし
熱いも寒いもわからないから
痛い痛いをがまんしながら、泣きたいけれど
泣かない、をがんばっているうちに
よくわからなくなることが多くなる。

小さいときは痛ければ泣いたのに
どうしてこんなに痛いのを我慢して忍耐ばかりを
鍛えているのでしょうか?
と。
そんなことを昨日はまた考え付いてしまいました。
あまり、いらない考えでした。

涙はね、塩辛いからね、肌がそれに耐えられないから泣けない。
それだけの話、それだけの問題。

塾は日にちを減らしてもらって通ってます。
エライ、とそれだけは思うけれど
一人では通えていないので……実は父が送ってくれています。
バイトに行くのに送り迎えつきもどうなんだろう……と
情けなくなりつつ、片道くらいは自分でがんばりたいと
がんばってみたら歩けなくなった。かなしかった。

あとは病院通いをしている。
クスリを飲んでいないと
ものごとに集中できなくてふらふらになると
感じ始めたので、、、なにか
食後に薬袋をざざざっととりだす瞬間、なんとなく
やっぱりかなしい。
お医者さんは以前はカウンセリングに行けとくりかえしていたけど
今は、この生活になれることを第一にゆっくりおやりという。

兄は私の病院通いを「趣味」と断ち切る。
駅より遠くへは、ひとりで行けない。
なくしたものもたくさん。
風が痛い。

正直なところときどきごくしぜんになくなりたいと思う。
水がこぼれていくみたいに
低い方へ流れていくみたいに。

だからたくさん笑いたい。

会いたい人もいる。

過去形に、したくない。

行きたいところも、あった、とか
思いはじめているのに首を振る。

ささやかにお給料をもらえたから
母の日に、母にごはんをごちそうしたよ。
ただのオムライスとデザートだったけど。

黄色いカーネーションとオレンジ色のガーベラが
玄関でまだあかるく咲いている。
わたし、熱で朦朧としながら外へ行き帰りするたび
それをみて
ああ、まだちゃんときれいにみえるよと
いいきかせる。
きざみつける。

自分で買った花。
自分で選んだ花。


5月25日、夜


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