『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2006年05月30日(火) 呟き

ねむるのも
目をさますのも
あかるくなってゆくのも

今日がおわるのも
みんな

ゆらめいていて
ゆらいでいて
恐ろしかったよ
不安で

髪がのび爪がのび
くりかえされる続いてゆくわたくしの
生、が目に見えるとき

すべてをなげだしたくなったよ
長すぎて
なのにぜんぶが
終焉にむかって着実に
すすんでいることがくっきりとあらわに
うかびあがって

病的と、あなたはわらいますか

わたし
わたしはただ

虚勢をみかたに、不安を握り
粉々に崩し手遊びつづけ
ぱらぱら、ビスケットのかけらのように

ポケットの隙間で
すこしだけ
安堵のためいきついて
まるくなりたかった

………。

今日も、もう、朝の鳥がなきかわして
夜明けとあしたにわたしを
ひきずりだすから

あなたは元気ですか
笑って
いますか

みんな、もう遠い、遠いむこうのできごとだね。



5月30日、早朝


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