『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年01月14日(日) 赤のあしあと。

自分なりには必死なんだけれど基本的に
そういうことが下手くそらしい僕が
返答が期待できないSOSをだして
あっさりと、思ったとおり、お断りされて
高まっていく内圧で。

夜中、逃げるところがなくなって
じぶんを切り裂いて
じぶんで血をとめる
それ、不毛できたならしい行為を
復活させ続けてる

きえてなくなるかわりに
あかい河。

ガーゼと医療用テープとばんそうこう
それから、皮膚科でもらった化膿止め軟膏
ぼくがぼくの正気をとりもどすための、へんてこな、
道具箱のなかみ、いろいろ。

しぬ、が、ふくれあがって
どこにもゆけなくなるから
薬も、飲みませんでしたと
新年さいしょの診察で言った
理由を説明したら
(たぶん混濁ついでに在るだけぜんぶ飲んじゃうから)
飲まないほうが正しかったですねと、言われた

薬は、こわいんだよ。
こういうばかな僕が言っても説得力ないけど
しなないまでも後遺症のないまでも
化学物質の錠剤は。

だからふとんをかぶって呻いていたひとばん。

止血をしながら、思う
なにか、こうして
自分でもうまくわからないところで壊れた感情を
皮膚にあなをあけて、流し出してやっているのかなと
言葉でさえ、説明できないこと
きかせられるひとがいないこと

………。

知らないところで、
せなかをささえてくれたひとがいなくなっても
がんばっていこうと思ってました
でも
気がついたらひとりだった
身の回りみんな忙しいか弱ってて。
それに、僕の重みを上乗せするには、あんまりに
してはならないとがんじがらめで。
限界でした。

ふらふらと書き付ける
ごめんなさいしか出ない。

今夜が月のあかるい夜だったなら
なにも考えずに行けたのに
開けた窓の向こうは消し忘れられた自転車置場のあかり一本
そのしろさを目にして
頭の奥で、僕がとても落胆したこと。
きたないしバカげているけれど
ほんとうのこと。


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真火 [MAIL]

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