『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年02月12日(月) 道化て食むも砂積もり。

夜明けのからすの先鋒と朝のはじまる物音がする

わけもわからずぼくが膝をかかえ大揺れに揺れる木の葉にかわる

未来、を
見つめなくてはと思った、だから見つめた
誰もがするであろうことの真似をする
笑い顔にそそいだぶんだけ澱のやうに
胃の底や手足やあたまの奥に蓄えられる泥のよどみ
砂を食う。

結局、ぼく
こころから信じているひとを
もっているのだろうか
疲れたとこぼせるだれかを
コメディをかたらないでいいだれかを

「はしゃいではなりません消耗して病のあばれだすから」

何度となく言い聞かすけど
身についたピエロははがれおちず
ひとを笑わせながら傷をふやして
夜から出ていきたくないって
よりどころなさを、少しずつ強めて
それを止める方法が、まだわからない。


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真火 [MAIL]

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