ゆきへの日記
ゆきへ



 ブログってのを。

登録してみた。

まったりフォト中心日記

携帯から、たまに意味なしなフォトを投稿する予定。
こっちも使うつもり…

あのバッタフォトは、うちの家で撮影。哀愁漂ってる?(ぇ)
かなり頑張って近寄ってみたけど、アレが限界でした。


―――
重い沈黙を抱えたまま歩くうち、石畳の延長線上に区切られた一角への入り口が見えた。
入り口の傍らには男が一人立っている。エリックはその者の名を口にした。
「……ロイル」
長い黒髪、黒いコート――全身黒ずくめの男が、エリックと二人の兵士を見やった。その瞳も、深い闇のような漆黒だ。
「ハザード隊長。エリクシード・アークを連行してまいりました」
「ご苦労」
兵士の一人が、エリックの手枷から伸びた鎖を手渡す。ロイル・ハザードはそれを受け取ると、一つ頷いた。それを合図とし、兵士たちはもと来た道を戻りはじめる。
しばらくその姿を見送った後、ロイルは入り口へと向き直った。
「行くぞ」
ロイルに先導されて、エリックは再び処刑場への道を歩き始める。
道の先には階段があり、その階段を登るといよいよ彼にとって人生の最期を迎える場所…に着く。
エリックは、こんな時にでも顔色一つ変えず、物も言わぬ親友の背中をただ呆然と見つめていた。
―――


体調不良につき、今日はここまで〜

2005年10月10日(月)
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