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■ (日記)楽しかった下田研修 (Part�掘�
翌朝目覚め、顔も洗わぬ内にテラスで海を満喫する。 生憎の曇り空だけど、80%の雨と言われてたのに雨はあがって居た。 【やっぱ、私は晴れ女だぁ・・・】
洗面所で顔を洗い、階下のレストランで予約しておいた朝食を取る。 窓際に座り海を眺めながら食べた。 メニューはトースト2枚・プレーンオムレツ・サラダ・orangeジュース・コーヒー。 こんな在り来たりのメニューで1000円は高過ぎるなぁ・・・と独り呟く。 シーズンオフと有って客は私だけ。広々としたレストランに独りと言うのは、どうも落ち着かない・・・・・。 食事を取り終え、コーヒー片手に海を見ながらタバコを一服・・・。と思ったらライターを忘れて来てしまった。 【チッ! これが一番したかった事なのに・・・・・・】 若い従業員を呼んで「済みませんが、マッチありますか?」と聞くと、「マッチは無いですね・・・。フロントに行って貰って来てくださいませんか?」と言う。
客が一杯で忙しいならイザ知らず、奥で従業員同士、世間話に花が咲いていたじゃぁ〜ないか。えっ? (【あなたの客になりたい】と言う本を読みなさいよ、本を・・・・・・。)と思う。(笑) (私が勉強中の本である)
そこで「あっ!私がお持ちします」とでも言えばまだカワユイもんを、客に取りに行かせる根性が気に食わん。(笑) それで客一人のその日の気分が、一日左右される事だって在るんだぞい!
私なんかこの前、契約書まで行きかけた所、他の酔っ払いの客に呼ばれ、男性トイレのペーパー等を変えてあげてる内に、その客に逃げられてしまったにのにぃ・・・。 せめて言い方が有るべ、言い方が・・・・・・。 「申し訳ございません。あいにく此処にはございませんので、恐れ入りますがフロントまで・・・」とか、何とか・・・・・・。えっ? ダミダこりゃ・・・と憮然として席を立つ。 領収書を貰い、部屋に着いて見てみると、金額を書くべきところに【ご飲食代1名として・・・】とあり、何処にも金額が書かれていない。 ぎゃふん!! ダミダダミダダミダこりゃ! 全然なっとらん!
サテと・・・・・・。 そうこうしている内に約束の時間が来、呼んでいたタクシーでイナトリの駅まで行き、下田行きの電車に乗る。 下田に着くと昨夜の(I)さんが迎えに来てくれていた。 営業所に着くや否や、(I)さんが参考資料を沢山作ってくれ、長野土産にと持たせてくれた。しかも、干物まで私の家宛てに送ってくれたのだ。 ありがたい・・・・・・。
それから、会議の後、ロープレをした。 ロープレとは従業員同士が客になったりしながら販売のトークを実演して見せるのだ。
長野営業所ではちょくちょくやっているのだが、イマイチ恥かしい・・・・・・。 でも、まぁまぁ誉めてもらえた。 やはり私のように笑い有り、人懐っこさあり、甘えあり、少々の医学知識ありで責めるのが一番客に好かれるそうだ。 「貴方なら大丈夫だから頑張ってください」と、皆に言われた。
この日、此処で、とてもショックな事を聞く。 私とほぼ一緒に入社した長野営業所の(K)さんが昨日で辞職したと言う。 以前からその傾向にあったのだが、何とか頑張るように皆で説得し、励まし合っていたのに・・・・・・。 しかも研修前、今回の研修用にと小型のテープレコーダーを貸してくれたのは他でもない(K)さんなのだ。 やはり売れないと給料面で生活が成り立っていかない事に、疲れてしまったのだろう・・・・・・。 これで同級生を失ってしまった。あんなに仲が良かったのに・・・・・・。 何度もお茶を飲みながら悩みや愚痴を言い合ってきたのに・・・・・・。 とても残念だし、哀しい・・・・・・。
そしてもう会えない皆様に、お別れの挨拶をし、研修場に行く。 研修先は昨日の最初のホテルと同じ場所。 この日は一番の売れ行きを誇る(F)さん【女性】に付いた。
この人は、凄い! 立派である。 座ったお客様はただでは返さないと言う徹底振り。(笑) 殆どお客様に喋る隙を与えない。私は黙ってメモを取る。 医学用語も頻繁に使い、ずっと独りで独演している。 ウンも言わさぬ状態のまま、契約に持って行くタイプ。 お客様がまるで「思いっきりTV」の観客のように、素直に頷きながら聞いている。
私にはとても真似が出来ないと思いつつも、コノくらい徹底していると言う彼女の仕事姿勢に、私は一種の強い感動すら覚えた。 何としてでも彼女は人生の勝ち組みに行きたい人なんだろうなぁ・・・・・・。 このくらい必死に、又、多少は形振り構わない【良い意味で】と言う覚悟が私に無ければ、いけないのだろうか・・・・・・。 きっとそうなんだろうなぁ・・・・・・・・。 でも、多分私には真似が出来ないだろうなぁ・・・・・・。
気取ってる場合じゃない・・・と、思いつつも、私はやはりどこかが弱いんだろう・・・・・・。必死さが足りないんだろう・・・・・・。粘りが足りないんだろう。 ある意味、彼女の営業に取り組むひたむきさは、とても勉強になった。
休憩時間にマンションに戻り、例のレストランで、所長と(Y)(F)さんの4人で食事をし、マンションの温泉に入ってから又後半の研修に戻った。
やがて、研修が終わる・・・・・・。 これで所長とはお別れだ。 男湯で仕事をしている所長に挨拶をし、握手を求められた時、私は泣きそうになった・・・・・・。 「下田に来ちゃいなさいよ・・・」と、ジョーク紛れに言ってた所長の笑顔が浮かぶ。 「頑張ってください。何時でも応援してますよ。何か悩みがあったら何時でも電話ください」 温かく心に染みる言葉だった・・・・・・。
たった2泊3日の短い間だったけど、色々な面で、とても下田研修は勉強になったし、楽しかった。 皆が人間そのものだった。 和気藹々とした雰囲気の中、ノビノビとマイペースで仕事をしている(Y)さん。 ノンベエで、面倒見が良くて、人間らしくて味わい深い(I)さん。 仕事と割り切って、真剣勝負な徹底した姿勢で仕事に取り組んでいる(F)さん。 Coolで無口だけど、少し茶目っ気のある所長。 その他の皆も、家族のように労り合い、励まし合い、ぶつかり合いながら下田営業所は活気付いている。
この日、最初に研修に付いて貰った(Y)さんと意気投合し、一緒にマンションに泊まってもらい、ワインを飲み色々な話をした。 「運が80%だわね・・・。何だかんだいっても、どれだけ良いお客様に接しられたかが一番の要因なのよ。それを活かすか殺すかは営業マンの腕かも知れないけどね・・・・・・」 彼女はそう言っていた。
そして、長野と下田は離れてはいるけれど、一つの目標に向かって皆で一緒に歩んでいる事がひしひしと感じられた。
本当に来て良かった・・・・・・。私はシミジミそう思った。 今回の下田研修は、乾いた心、ひび割れた心に、沢山の養分を染み渡らせてくれた。
明日は皆とお別れだ。 そして海とも・・・・・・。 別れは苦手だ・・・・・・。どうしても泣けてくる・・・・・・。
(最終章に続く)
今日のみそひともじ
下田にて 教えられたる 事多き
新たな意欲 沸きいずるかな
2003年11月18日(火)
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